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違国日記(7) フィールC
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違国日記(7) フィールC

ヤマシタトモコ(著者)

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違国日記(7) フィールC

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2021/02/08
JAN 9784396768164

違国日記(7)

¥605

商品レビュー

4.5

16件のお客様レビュー

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2024/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

笠町と塔野がたまたま会って一緒にご飯を食べるシーンが 変な下心や駆け引きなど一切なくてなんだか好きだ。 男社会の洗礼から降りてやっと人間になれた、と話す 笠町くんが印象に残る。 愛されることに屈託は無いのに、長所を褒められると座りが悪い朝。 人がものづくりに手を出そうとしていると嬉しくなるという慎生ちゃんが可愛い。 姉に傷つけられてきて嫌いだという感情とは分けて 朝をここまで育てたことを「姉さんは立派だ」と言えるのが慎生ちゃんらしい。 自分だったら母親の残した日記なんて読みたくないなと思う。重すぎる。 それを残そうという発想自体がまず重い。 読みたいと思える朝はやっぱり愛されてきて、お母さんが好きという感情の方が他の感情より大きいのだろう。 朝にひどいこときいていい?と訊く千世ちゃんは、 自分の人生終わったと思ったのだろう。 自分より酷い境遇で悩んでいるだろう朝が、 「終わってない、生きてるから」と答える強さ。 すごくさりげないやり取りだからこそきらきら光って目映い。 落ち込んでる友達に来てもらいたい、というのは 来たら元気になる自分の歌でという気持ちがある訳で やっぱり朝は強いと思うのだ。 だから、自分の行動が世界を変えうると信じていられる。 誰のために何をしたって人の心も行動も決して動かせるものではない、 そうわかっていてなおすることが尊い と、気持ちをくじくために言うんじゃないという前置きをして言ってくれる慎生ちゃんは誠実な人だなと思う。 ある意味、正しくありたいと行動していた実里と似ているのかもしれない。 千世ちゃんが目の前じゃなく廊下の前から見て、 おつかれ、I witness youと声をかけるのも それを見てかっこいい、なんかずるいと朝が思うのも可愛い。 優斗がツイートする描き下ろしになんだか泣きそうになった。 結果なにも変わらなくても、多分これだって世界を変える行動だと思うのだ。

Posted by ブクログ

2023/12/29

表に出ている部分と裏に抱えている問題、どうして丁寧にここまで描けるのだろう…。 槙生の相手を尊重する在り方がいい。 朝の感情の変化も。 何回も読み返して考えたい。

Posted by ブクログ

2023/07/19

しばらく前から読んでみたいな、と気になっていたタイトル。そのうちにと思っていたら、実写映画化のニュースが来たので、じゃあとりあえず読んでみようかと週に一度の本屋で一冊ずつ買いはじめて7巻目。 朝、高校二年生初夏。槙生のくりだすむずかしげな語彙を「悪口語録」として書き留め、少しず...

しばらく前から読んでみたいな、と気になっていたタイトル。そのうちにと思っていたら、実写映画化のニュースが来たので、じゃあとりあえず読んでみようかと週に一度の本屋で一冊ずつ買いはじめて7巻目。 朝、高校二年生初夏。槙生のくりだすむずかしげな語彙を「悪口語録」として書き留め、少しずつのみこんでいく日々。ああ、そうよね、「浅薄」「短慮」「蒙昧」「醜悪」「空虚」「呪縛」…日常の話し言葉ではふつうでてこないこうした熟語をわたしはどうやって使えるようになったのだろう?  空気のように存在感がなかった朝の父親の思い出。笠町(槙生元彼)と塔野(朝の後見人弁護士)が語り合う「男社会の洗礼」。医大の女子受験生に対する不誠実な不正のこと、ここにきて男のありかたやつらさなどにフォーカス。 「なりたい自分になる」というのも、なかなか難しい。自分はこうしかなれない、と自分なりに納得してその自分を大事にできるというだけでいいのかもしれないけど、人の顔色をうかがわずに、(目立つとかキャラとか)周りからの評価や周りへの影響力にとらわれずに、自分の気持ちを大事にする生き方ができるようになるには、試行錯誤が続くのだろうな…。 心身ともに成長していく朝に伴走しつつ、槙生自身も少しずつ自分を受け止め直していく感じ。

Posted by ブクログ

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