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哲学と人類 ソクラテスからカント、21世紀の思想家まで
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哲学と人類 ソクラテスからカント、21世紀の思想家まで

岡本裕一朗(著者)

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哲学と人類 ソクラテスからカント、21世紀の思想家まで

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2021/01/27
JAN 9784163913254

哲学と人類

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商品レビュー

3.4

10件のお客様レビュー

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2024/05/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

・音声メディアから文字メディア、技術(アナログ)メディアからデジタルメディアへ。それぞれの遷移にあたり、生産様式も変わってきた。音声メディアから文字メディアへの変化の際にはドメスティケーションが、文字メディアから技術メディアへの変化の際には産業革命が、そして技術メディアからデジダルメディアへの変化の際にはネットの登場が、という風に。 ・ホモサピエンスが音声を使ったのは、ネアンデルタール人よりも弱かったから。 ・キリスト教=中世から12世紀ルネサンスにおけるアリストテレス哲学の流入によるスコラ学へ ・印刷革命が文字革命を後押し。書物を読む個人の登場が、大衆を形成。18世紀の普遍的な人間理性の時代から、19世紀の個別的な国民精神の時代を含め、啓蒙主義の時代 ・技術メディアの登場は、文字の独裁の終わり。マルクス、ニーチェ、フロイトが広い意味で無意識を発見した背後に、技術メディアの存在。

Posted by ブクログ

2022/11/06

「メディアの観点から200万年の人類史を哲学的に解説する」というもの。なぜ人類史か、それはホモサピエンスの終わりが見えてきているから。AIの支配によるホモサピエンスの終わりだけでなく、BTの利用でゲノムを改変することによるホモサピエンスの終焉、という2つのシナリオが書かれていた。...

「メディアの観点から200万年の人類史を哲学的に解説する」というもの。なぜ人類史か、それはホモサピエンスの終わりが見えてきているから。AIの支配によるホモサピエンスの終わりだけでなく、BTの利用でゲノムを改変することによるホモサピエンスの終焉、という2つのシナリオが書かれていた。メディア(自己拡張の技術)が、音声・絵画から文字、アナログ技術、デジタル技術と発展するにつれて、人々の考え方やあり方に変化を及ぼしてきた。例えば、マルクス、フロイト、ニーチェが発見した無意識と技術メディア(電話や蓄音機)は関係があるのではと例示があった。デジタル技術が発展し、SNSなどで各々がどんどん自己拡張しているこの先はどういう未来があるのだろうと思う。

Posted by ブクログ

2022/10/16

半分以上は伝達メディアの変遷や、その背景の哲学的なお話。 哲学的な読み物としては文体も読みやすいです。 メディアの変遷に興味があるならオススメです。

Posted by ブクログ