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「する」と「なる」の言語学 言語と文化のタイポロジーへの試論 日本語叢書
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「する」と「なる」の言語学 言語と文化のタイポロジーへの試論 日本語叢書

池上嘉彦(著者)

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「する」と「なる」の言語学 言語と文化のタイポロジーへの試論 日本語叢書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 大修館書店
発売年月日 1981/07/01
JAN 9784469220322

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商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2011/09/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

日本語が状態の変化から、場所の変化への変遷があり、 英語は場所の変化から、状態の変化への変遷があるとのこと。 おみえになるという言葉のが、来るという意味で使える日本語。 GO, COMEが、状態の変換も表す英語というような感じでしょうか。 もう少し、深めたい主題だと思いました。 池上さんの本を参考文献にあげている方がおみえだったので、本書を手に取りましたが、本書の中で、自分が読んだことがある本を引用していたので、知識が閉じたような気がしました。

Posted by ブクログ

2008/04/30

場所の変化として捉える代表的言語英語。 抽象的変化として捉える代表的言語日本語。 両者にはそれぞれ背後に「する」と「なる」という違いが存在する。 英語は個別的にものの変化を捉える好みがあるが, 日本語は個を埋没させ状況の変化として捉える傾向がある。 そのため,英語は主語が目的語に...

場所の変化として捉える代表的言語英語。 抽象的変化として捉える代表的言語日本語。 両者にはそれぞれ背後に「する」と「なる」という違いが存在する。 英語は個別的にものの変化を捉える好みがあるが, 日本語は個を埋没させ状況の変化として捉える傾向がある。 そのため,英語は主語が目的語に影響を与え, それのみならず状態変化後の状況までを含意する構文を持つ。 SVだけでなく,SV+PP,SV+O,SV+O+PPという風に他動性を上げる。 自動詞も他動詞のように,I sang a baby to sleep.と他動詞化する。 一方,日本語は英語と比べて必ずしも目的語を必須要素としない。 多くの言語は歴史的に見ると「なる」的要素を多分に含んでいる。 筆者の推論であるが, 英語はドイツ語,フランス語と比べても他動性が非常に強い。 これは,つまり原始の自然に支配されていた頃の形を残しているのが「なる」言語。 科学の力によって,もはや自然を支配する時代の言語が「する」言語と言える。 個の状態変化(場所)の個は,最たるものが人間であり, このことが筆者の推論を支持する理由の一つでもある。

Posted by ブクログ