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片隅の人たち 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2021/01/20 |
JAN | 9784122070202 |
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片隅の人たち
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
常盤新平については、池波正太郎のファンだということくらいしか知らない。 この本も、翻訳者のエッセイだと思って読んだのだが、小説だったらしい。 都筑道夫、生島治郎、植草甚一など馴染みの名前も出てくるし、ハメット、チャンドラーなどのハードボイルド作家の名前も出て来る。 そして、主人公と劇団女優との恋愛、結婚と、様々な個性の翻訳者達の姿が描かれ、当時の世相も窺えるのだ。 僕よりも一世代前の、青春の小説とも読める。 フィクションのために、登場する翻訳者が仮名であるのだが、実際の翻訳者を想像しながら読むのも一つの楽しみである。 時間があったら、ランダムに読み返したい。
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「片隅の人々」常盤新平。 ●1950年代、東京。アメリカ語の翻訳家、それもミステリー、ハードボイルドの翻訳家を志す、狭い狭い、出版業界の「片隅の人々」の人間模様。連作短編。 ●貫く主人公は「私」で、高度成長とともに少しづつステップアップ。 ●文章がうまい。すごくうまい。地味...
「片隅の人々」常盤新平。 ●1950年代、東京。アメリカ語の翻訳家、それもミステリー、ハードボイルドの翻訳家を志す、狭い狭い、出版業界の「片隅の人々」の人間模様。連作短編。 ●貫く主人公は「私」で、高度成長とともに少しづつステップアップ。 ●文章がうまい。すごくうまい。地味にうまい。 ●描写の向こうに気負わない自分史。それが小津安二郎風味の青春物語に、昭和30年代〜の戦後史にもなっています。 ●不安、恍惚、コンプレックス、恋人との暮らし、生活と夢。。。 これはある年齢以上の男性読者のためのものなんだろうなあ。その割り切りが素晴らしい。
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直木賞受賞作『遠いアメリカ』に連なる自伝的連作集。出版界の片隅に生きる翻訳者たちを青年編集者の視点から描く。エッセイ二篇を増補。〈解説〉青山 南
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