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フランクリン・ローズヴェルト 大恐慌と大戦に挑んだ指導者 中公新書2626
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2021/01/18 |
JAN | 9784121026262 |
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フランクリン・ローズヴェルト
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フランクリン・ローズヴェルト
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
偉大なアメリカ大統領とされながらも毀誉褒貶が激しく、また日本人にとっては感情的なわだかまりもある人物、フランクリン・ルーズベルトの評伝。 もう1人のフランクリン姓を持つ大統領、セオドアの遠縁である事は知っていたが、妻エレノアがセオドアの姪であることまでは知らなかった。オイスター・...
偉大なアメリカ大統領とされながらも毀誉褒貶が激しく、また日本人にとっては感情的なわだかまりもある人物、フランクリン・ルーズベルトの評伝。 もう1人のフランクリン姓を持つ大統領、セオドアの遠縁である事は知っていたが、妻エレノアがセオドアの姪であることまでは知らなかった。オイスター・ベイ、ハイド・パーク両家の血筋を知ると、アメリカがかなり血統を重要視する国柄である事がわかる(わざわざフランクリン家を挙げなくてもフォードやケネディ、ブッシュ家を見れば一目瞭然でもあるが)。 政策は内政・外交共にかなり一貫性がない。ただ彼が大統領を務めていだ時期は20世紀最大の乱世であり、時勢に上手くフィットした大統領なのだろう。第一次ニューディールの応急処置ぶりは見事の一言である。その一方で1938年不況などの影響もあり、結局完全に景気が元に戻ったのは太平洋戦争突入後となったため、第二次以降のニューディールについては評価が別れるところだろう。 外交に関してはチャーチルやスターリンに振り回されたような書き振りではあるが、その点についてはやや疑問も残る。少なくとも戦争後半に関してはチャーチルよりも強硬派だった筈だが…。あと真珠湾を予測していなかったことや日系人隔離政策を周囲の圧力で仕方なく行っていたのかについても一考の余地が残る、というよりフランクリン寄り過ぎる文献から話を集めているのではないかという気がする。
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ローズヴェルトの生涯をコンパクトにまとめて読みやすい本ではある。しかし、彼の残した業績は問題が大きすぎて、その後の世界とアメリカの在り方に大きな禍根を残すことになっている。この点について全く触れていないのはどうしたことであろうか?
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