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教室が、ひとりになるまで 角川文庫
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教室が、ひとりになるまで 角川文庫

浅倉秋成(著者)

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教室が、ひとりになるまで 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2021/01/22
JAN 9784041096857

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商品レビュー

3.8

222件のお客様レビュー

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2024/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

浅倉秋成さんの作品3つ目に読んだ。 学校に通っているような 若い人たちにぜひ読んでほしい作品。 これまで読んだ浅倉秋成ミステリだと思い、 著者の思惑に乗せられないぞ!と あちこちに注意を払って読んでいた。 でも、これは浅倉さんの作品では 初期のもので毛色が少し違った。 (特殊設定ミステリというものだと あとがきを読んで知った。) 高校の仲良し2クラスで 3人の自殺が立て続けに起こる。 が、他殺の疑いがでてくる。 この高校では、 特殊能力が代々受け継がれており その受取人は4人いる。 能力の内容と発動条件が知られると 能力は失効してしまう。 クラスメイトを殺している人物は誰か。 どのような能力・方法で実行しているのか。 殺される恐怖とも戦いつつ、 仲間と解決を目指す。 しかし、超常の力で起きた事件を 実社会の方法では罰せられない。 見つけ出した犯人を 彼らはどうやって処罰するのか。 ひとりで自由に生きたい気持ちも本物。 仲間と打ち解けて楽しみたい気持ちも本物。 個人と社会との折り合いの付け方に悩む 思春期の子たちに強く刺さる物語だと思った。 友を助けたかった思いが発端で始まった 特殊能力の継承。 大切な友を失い、能力を用い、 自分の正義を通した死神。 友人の死を喜んでしまった 自分を社会不適合者と呼ぶ主人公。 みんなを楽しませるがいい事だと 真っ直ぐ主張するクラスメイト。 登場人物のみんな、一人ひとりの考え方は 正当性もあるし、間違ってはいない。 でも…。 個人の欲望(僕はこう生きたい)と 社会からの要請(こうあるべき)との間。 自己矛盾を抱えつつ生きる人間を描いていて 浅倉秋成さんの作品は、メッセージ性が強い 社会派ミステリーだなって思った。 嘘を見破れるのは残酷だなとも思った。 でも、ラストは表現は 浅倉秋成さんの人間への信頼 あるいは、信じたいという想いの 表現のようにも感じられる。

Posted by ブクログ

2024/08/02

最近話題の作家さん。 俺ではない炎上がおもしろくてこれも読んでみたけど、この本は特殊能力が登場するちょっと変わったお話だった。 舞台となる高校で、生徒の連続自殺がおこる。 どの生徒も、クラスの中心人物で明るく人気者だった人だ。 アコギを買うためバイトに勤しむ主人公は、幼馴染の女...

最近話題の作家さん。 俺ではない炎上がおもしろくてこれも読んでみたけど、この本は特殊能力が登場するちょっと変わったお話だった。 舞台となる高校で、生徒の連続自殺がおこる。 どの生徒も、クラスの中心人物で明るく人気者だった人だ。 アコギを買うためバイトに勤しむ主人公は、幼馴染の女子から「死神に会った」という話をされ、その直後1通の手紙を受け取る。 その手紙には、その高校では代々四つの特殊能力が生徒の中で継承されていること、能力者が死亡したため次の能力者としてあなたが選ばれたという内容だった。 その能力とは、人の嘘を見ぬく能力。発動条件は、体に痛みを与えることで、学内でのみ有効となる。能力内容と発動条件を言い当てられると、その能力は失効してしまう。 主人公は他の能力者とともに、生徒を自殺させた犯人を突き止め、その能力を推理する…。 後半、主人公達が犯人を私刑しようとしたのがこわ…淡々と書いてあるけどすごい方法だ。 私には、自殺者が出たのに(当初は殺人だとは思われてなかった)、レクレーション企画をいつまでも続けるという対応が謎すぎて(ふつう、教師がやめとけとなるだろう)、物語の前提がおかしいので、物語全体におかしさを感じてしまい、事件の緊迫感があまりなかったなぁ。 だって、あんな遺書残して死んだ子がいたらさ。「それでも企画を遂行することが供養になる!」とか、ぶっ飛びすぎだよ…。 犯人の能力がどんなものか?という推理についても、だからなんなんだ?という感じで。結局殺そうというなら、能力を指摘する必要性も低い気がした。 教室がひとりになるまで、というのは、1人以外死ぬというのではく、「みんな」ではなく「個人」になるということか。その願望は、私もよくわかるな。

Posted by ブクログ

2024/07/28

現代の学校のスクールカーストをモチーフとした話。 最高のクラスになるように、外れないようにみんなが合わせている。それが、不思議な能力によって壊される…。 学校を卒業しても、能力を失っても、カーストや空気を読んで生活することは集団生活において必ず生まれてくるものだろう。

Posted by ブクログ

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