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おとなりの晴明さん(第八集) 陰陽師は金の烏と遊ぶ メディアワークス文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2021/01/22 |
JAN | 9784049136395 |
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おとなりの晴明さん(第八集)
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商品レビュー
5
3件のお客様レビュー
「応挙の虎と薬研通の刀」 連れ帰れなかったけれども。 限界を感じた時点で無理することなく預けてきたからこそ、何事もなく無事に帰ってくることができたのだろう。 「まんじゅう小僧と赤ちゃん」 真似してしまうようになる。 誰もが絶対にしないことを見せただけでなく、一緒に楽しく食べてく...
「応挙の虎と薬研通の刀」 連れ帰れなかったけれども。 限界を感じた時点で無理することなく預けてきたからこそ、何事もなく無事に帰ってくることができたのだろう。 「まんじゅう小僧と赤ちゃん」 真似してしまうようになる。 誰もが絶対にしないことを見せただけでなく、一緒に楽しく食べてくれたからこそ同じ行動をとったのだろうな。 「西王母の使者たち」 夜中に見た光景に驚いたが。 自分の中で抱え込むことなく相談したからこそ、気軽に尋ねることが出来て疑問も直ぐに解決できたのだろうな。 「もう一つの望み」 思わず告げてしまった想い。 どちらの言い分も話し合えば間違いではないのかもしれないが、感情のまま言動したのは子供らしいことだよな。 「金の小鳥、葡萄の砦」 子供の恋のまま初恋は終え。 いくら勝手なことをしたのは弟子であったとしても、そうさせてしまった要因があれば師として責任はあるだろ。
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秋が近づく京都。お隣に住む陰陽師・晴明さんの元には、信長の短刀・薬研通の魂をはじめ様々な不思議が姿を現す。 やがて訪れたのは中国の女神・西王母の使者。曰く、瀬戸内にさ迷う何かが、西王母の来訪を妨げているという。 晴明さんの式神として、双葉は金の烏となって飛び回る。一方で桃花...
秋が近づく京都。お隣に住む陰陽師・晴明さんの元には、信長の短刀・薬研通の魂をはじめ様々な不思議が姿を現す。 やがて訪れたのは中国の女神・西王母の使者。曰く、瀬戸内にさ迷う何かが、西王母の来訪を妨げているという。 晴明さんの式神として、双葉は金の烏となって飛び回る。一方で桃花は、晴明さんを助けようと思い余って、秘めていた思いを告げてしまい――。 平安京から現代京都へ、悠久の歴史が織りなす優しいあやかしファンタジー。
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※このレビューにはネタバレを含みます
報われないと分かっていても、ついうっかり自分の気持ちを伝えてしまうのは恋愛あるあるだなと思う。 特に10代の初恋なら、なおのこと。 そんな想いに対して、晴明さまが応える訳ないのも分かり切っていた。 分かり切っていたけど、いざその場面を見るとやはり切なさは覚えてしまうもので。 今回は特に突っ走ってしまった桃花を冷静にさせることも必要だったから致し方ないのもあるのだけれど。 ただ、想いの答え方が風流だったし、それ以上のことを考えていた展開には非常に驚かされた。 いや、晴明さま、頑張る方向性ちょっと予想外すぎるんですけど、それは。 タイトル詐欺にならないように努力する晴明さま。 でもそれは、他ならぬ不肖の弟子のためかと思うと、先程とは別の意味で涙が出てきた。 十分特別扱いじゃないか。 最近は不用意に桃花に触らないようにしていたし、大人の女性として扱い出したなとも思っていたのだが、この点に関しては別の解釈も今回出てきてしまったので難しい問題になってしまった。 でも桃花、君は十分特別扱いされている。 それは間違いない。 例えそれが恋愛ではなくても。 ただ個人的にはワンチャンあってほしいと思っている。 成長した桃花を見てその時、晴明さまが後悔してくれればいいとも思っている。 閑話休題。 今回は他作品キャラの登場がたくさんあって、個人的には嬉しい話も多かった。 双子の登場もよかったし、何より篁卿がめっちゃ喋ってくれたのは本当に嬉しかった。 最近は時子さまは出ても、彼に台詞がないパターンもあったので。 しかも久々に登場した毒舌っぷり。 最高である。 あの晴明さまを「うちの若造」って切って捨てているあたりがもうたまらない。 そう言えば、今の立場は晴明さまの方が上だが、実年齢的には篁卿の方が結構上だったな、実際。 時子さますら「うちの若造」呼ばわり。 晴明さま、ぼろくそに言われておる。 それだけ桃花ちゃん、愛されている。 道真公も京都入り。 双葉くんの成長ぶりも多々拝めて、主役二人以外の活躍からも目が離せない8巻。 今回も様々な話が盛り込まれているが、歴史的エピソードからいうと織田信長絡みである。 信長でそこを絡めてくるかという話の展開なので、その点も痺れた。 まさか瀬戸内海へ行くとは(詳細は実際に読んでみて欲しい) ただ色々なエピソードが出ても、まだ京都の守り自体は完成していない。 この先どうなっていくのだろう。 『からくさ図書館』シリーズは時子さまの冥官としての成長が楽しみな作品でもあったが、このシリーズは桃花の「高校生として勉学面での成長」「陰陽師としての成長」そして「初恋からの成長」と様々な成長シーンを楽しめるお得なシリーズだと思っている。 主人公が未熟な10代の少女(そして人間)だからこそ拝める成長だなと。 篁卿ではないが、娘の成長を見守る母親のような目線で最近は読んでいる気がする。 取り敢えず、色々桃花を振り回した件についてはお説教です、晴明さま。 (篁卿が実際説教したと思われるが、その場面を見てみたかった)
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