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わたしは大統領の奴隷だった ワシントン家から逃げ出した奴隷の物語
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 汐文社 |
発売年月日 | 2020/12/24 |
JAN | 9784811328164 |
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わたしは大統領の奴隷だった
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わたしは大統領の奴隷だった
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
大統領の妻(マーサ)の奴隷として生まれたオーナ。他の奴隷に比べて良い生活をしていたものの主人の付き添いをするうちに次第に自由に焦がれるようになっていった。 大統領宅から抜け出し女性一人で見知らぬ土地へ。自由を手に入れたオーナは自由黒人男性と結婚し子どもを産んだ。 ところが物語...
大統領の妻(マーサ)の奴隷として生まれたオーナ。他の奴隷に比べて良い生活をしていたものの主人の付き添いをするうちに次第に自由に焦がれるようになっていった。 大統領宅から抜け出し女性一人で見知らぬ土地へ。自由を手に入れたオーナは自由黒人男性と結婚し子どもを産んだ。 ところが物語はハッピーエンドでは終わらない。生活は困窮を極め、夫と子に先立たれてしまう。 やがてオーナは教会へ通い始めてバプティスト教徒となった。 七十歳を過ぎたオーナは牧師の新聞のインタビューに応じこう答えている。 質問者「ワシントン家(大統領宅)を出てから、奴隷の時よりもきつい仕事に耐えたなればならず、逃亡した事を後悔していないでしょうか」 オーナー「いいえ、わたしは自由の身になれましたし、神の子になれたのですから」
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『アメリカで生まれた黒人奴隷女性オーナ』が主人公。母親がお針子だったので、お針子として大統領夫人のマーサの世話をしていた。ある時、結婚のプレゼントとしてマーサの孫に送られることが決まり、オーナは決死の逃亡を決意する。逃げた先でも見つかったが、周囲の手助けでその追手を逃れることができた。オーナが逃亡のことを話したのは、70近くになってからインタビューが新聞に載る。 オーナという名前……『オーナー』に見えてしまって、奴隷主っぽい名前だなと思って読んでしまった。 オーナには異父兄弟が数人いる。奴隷女性の貞操なんて守られないという事が書かれていた。でも、実際にどうだったのかは誰にもわからない。お互いに同意があったのかなかったのか……奴隷の意思なんて資料として残ってないので何とも言えないけど、白人男性の思いのままに出来る権力差があったのは確実。あと、主人のお気に入りの奴隷もある程度やりたいことができただろうし……と、邪推すると止まらない。 逃亡後は幸せになりました……という物語ではないのが、現実だなと思う。 でもオーナの知らないところで『大統領の奴隷の逃亡』は大統領の元に残った奴隷たちの解放にも繋がった(すぐにではなかったけど)というのは、救いかなと思った。 アメリカの奴隷の歴史を知るにはちょうどいい感じの本。
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物語ではなく、伝記というにも少し違う気がして。 オーナさんを中心としたワシントン大統領時代前後のアメリカ奴隷事情…という感じですか。 だから、本人の心情は本人が語ったもの以外はすべて想像。 「こうだっただろう」という描写が続きますね。 大統領の奴隷が逃亡し、自由を主張したことは、...
物語ではなく、伝記というにも少し違う気がして。 オーナさんを中心としたワシントン大統領時代前後のアメリカ奴隷事情…という感じですか。 だから、本人の心情は本人が語ったもの以外はすべて想像。 「こうだっただろう」という描写が続きますね。 大統領の奴隷が逃亡し、自由を主張したことは、アメリカの国民の「奴隷」に対する認識の変化に大きな影響を与えたのかもしれません。 本人にしてみれば、国全体はともかく、自らの意に添わない生き方をこれ以上したくはなかったということかもしれないけど。 なんにしても、彼女がいろんな情報を得られる立場にいたということは大きなことだったように思います。 知ることができるというのは大きな武器になる。
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