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はじめてのウィトゲンシュタイン NHK BOOKS1266
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | NHK出版 |
| 発売年月日 | 2020/12/25 |
| JAN | 9784140912669 |
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はじめてのウィトゲンシュタイン
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はじめてのウィトゲンシュタイン
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商品レビュー
4.5
18件のお客様レビュー
100分de名著でウィトゲンシュタインを取り上げた古田徹也さんにより執筆されています。但し、100分de名著より6年前の2020年に出版された本です。「第一章 沈黙への軌跡ー前期」「第二章 世界を見渡す方法ー後期」「第三章 鼓舞する哲学」によって構成され、100分de名著とも構成...
100分de名著でウィトゲンシュタインを取り上げた古田徹也さんにより執筆されています。但し、100分de名著より6年前の2020年に出版された本です。「第一章 沈黙への軌跡ー前期」「第二章 世界を見渡す方法ー後期」「第三章 鼓舞する哲学」によって構成され、100分de名著とも構成は異なるわけですが、本書では、ウィトゲンシュタインの触媒的な力、「教師」としてもつ力が、私の印象に残りました。 「彼は、あらゆる物事...は多様な見方に開かれており、無数のアスペクトをもちうる、というアプリオリな主張を行っているわけではない。むしろ彼は「ゲーム」であれ何であれ、常に特定の物事を取り上げ、それに対する別の見方を実地で具体的に提示することに徹している。それによって、その特定の物事に対して思考が硬直している者が自身の「精神的痙攣」を解く手助けをすること、それが彼の目的なのだ。...そして、その病いに冒された者、「精神的痙攣」からの自己治癒を必要とする者とは、誰よりも彼自身のことである。」(p.231) 「彼は嵐吹き荒れるこの現実の世界から目を背け、ぼんやりとした「像」のうちに逃げ込もうとする者の足をとめ、勇気を奮うよう促す。そして、嵐に翻弄される者に呼びかけ、周囲をよく見渡すように...と励まし、再び歩き出すきっかけを与えるのである」(p.308) きっと古田さんも励まされたのでしょう。「ぼんやりとした「像」のうちに逃げ込もうと」しがちな私も、時折ウィトゲンシュタインを読む必要がありそうだと思いました。
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「つまり彼は、〈語の意味とは、その語に対応する対象である〉といった一般的な定義を追い求めるのではなく、〈語の意味を説明する〉という我々の日々の営みのなかで『語の意味』や『意味』と言った語が具体的にどう使用されているのか、それをよく見ることを促すのである。彼によれば、そうすることで...
「つまり彼は、〈語の意味とは、その語に対応する対象である〉といった一般的な定義を追い求めるのではなく、〈語の意味を説明する〉という我々の日々の営みのなかで『語の意味』や『意味』と言った語が具体的にどう使用されているのか、それをよく見ることを促すのである。彼によれば、そうすることで『「意味とは何か」という問いを地上に降ろす』ことができ、あらゆる語に対応する対象という幻影を払いのける端緒が開かれるという。」 「自分の態度や立場、考え方といったものを変えようと決心するのは、我々にとっては極めて難しいことだ。それは一面では、いま自分がどのような見方に囚われているかや、ほかにどのような見方がありうるかに気づくこと自体がそもそも難しい、ということでもある。しかし他面では、気づいてもなお、実際に変える意志をもつのは難しい、ということである。我々はいまの自分を惜しみ、変わることを恐れる。それゆえ、勇気がここで必要になる。」 連結項の網目の中で絡まり合っている複雑な事象を解きほぐし、それぞれの項がどこに連結しているのかを「閃く」ことで、その事象自体のアスペクト(相貌)が変化するという後期ウィトゲンシュタインの思想は、日常生活を送る中でも実践的だと感じた。そして、それを駆動するのは「勇気」であると述べるウィトゲンシュタインの切れ味鋭い言葉。ツルツルの氷の上に安住するのではなく、嵐が吹き荒れるザラザラとした大地へと帰らなければいけない。 今年は良著に恵まれすぎている。
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難解の代名詞となってしまっている異端の天才ウィトゲンシュタイン。彼の論理を易しく読み解きつつ、そこに迷い込みすぎずに(適度に距離を取って)、「結局、彼が何をしたかったのか?」にライトをあてつづけながら、夜道を突き進んでくれる名著だった。 もっと深く知りたくなった。でも自信ない。。...
難解の代名詞となってしまっている異端の天才ウィトゲンシュタイン。彼の論理を易しく読み解きつつ、そこに迷い込みすぎずに(適度に距離を取って)、「結局、彼が何をしたかったのか?」にライトをあてつづけながら、夜道を突き進んでくれる名著だった。 もっと深く知りたくなった。でも自信ない。。。
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