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架空の犬と嘘をつく猫 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2020/12/23 |
JAN | 9784122070066 |
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商品レビュー
4
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※このレビューにはネタバレを含みます
1980年代、九州。崩壊気味の家族で育つ主人公。母は亡くなった弟がまた生きている世界につかり、父親は愛人のもとに通う。祖父は先代の財産を食いつぶしなから遊園地の計画を立てている。2つ上の姉はひたすら怒りながら暮らしている。そこから約20年間の山吹の物語。 寺地作品は優しいんだよな。どんな設定でもふんわりと淡々とストーリーが進んでいく。弟がいる世界に住んでいると思った母が実は正気であったというのは、なかなかハードな展開だと思うが、登場人物の誰もが深く追及せずにそっとしている。心温まるはずのシーンも静かで、祖母の葬儀、怒れる姉が登場する場面もそんなに感動を煽ることもなくお姉ちゃんは参列していた。祖母の葬儀が印象に残ったな。初恋の相手にかつて良いように利用されていた山吹が、また相手に頼まれて怒りを表す場面。もう山吹は結婚して、守りたい人もいたから思い切った行動に出たんだろう。ラストもすべてがハッピーエンドではなくて、途中経過。それでも人生が続く感じがしてよかった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
物語は主人公、山吹の幼少期から中年期までの時系列になっている。弟は幼少期に事故死し、そこからは母が心の病気になり、父は町内で浮気、自分の夢を語る祖父と、家族から離れたい姉、育ててくれた祖母。 絵が得意で、空想が好きで、何をしていてもすぐに空想してしまう山吹。母をなだめるために、弟になりすまして手紙を書き続ける。歳をとり、勉強はできず塾に通い出す。そこで出会った1歳上のかな子に初恋をするが、想いを告げないまま、専門学校に進学を機に一人暮らしを始め、後の妻、頼と出会う。結婚、不妊、かな子や姉との再会、失業などあるが、最後はハッピーエンド。 幼少期の頃に幸せを感じられなかった紅や山吹を不憫に思っていたおばあちゃんと同じ気持ちになった。そういう境遇にあった2人がパートナーと出会って幸せになれて良かった。 頼っていい名前やなあって思った。「多くの人に頼られ、多くの人の助けとなれるように。」「じょうずに他人に頼れる子になってほしい」
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家族っていろんな形がある。 家族それぞれに合わせて接して成長した山吹。 相手のことを考えるあまり、 不器用に見える。 でも、それが山吹なりの処世術なのかもしれない。
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