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真っ白な嘘 創元推理文庫
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真っ白な嘘 創元推理文庫

フレドリック・ブラウン(著者), 越前敏弥(訳者)

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真っ白な嘘 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2020/12/21
JAN 9784488146238

真っ白な嘘

¥440

商品レビュー

3.9

34件のお客様レビュー

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2025/12/11

ミステリーとSFで知られるフレドリック・ブラウンのミステリー短編小説集。 1950年代の小説ではあるもののさほど古さも感じず、空いた時間に少しずつ読もうと思ってたのに、どの話も広げ方と畳み方が上手く次はどんな話なんだろうと途中から止まらず。 「叫べ、沈黙よ」はアンソロジーなど...

ミステリーとSFで知られるフレドリック・ブラウンのミステリー短編小説集。 1950年代の小説ではあるもののさほど古さも感じず、空いた時間に少しずつ読もうと思ってたのに、どの話も広げ方と畳み方が上手く次はどんな話なんだろうと途中から止まらず。 「叫べ、沈黙よ」はアンソロジーなどにも収録されている名作だけど、「世界が終わった夜」「背後から声が」「闇の女」なども面白く、表題作の「真っ白な嘘」は個人的に大好きなクリスティの「春にして君と離れ」を思い出す既視感も。 一番最後に読むようにと帯に書いてあった「うしろを見るな」は期待の割に驚きは少なかったけど、読者を巻き込む仕掛けがあり、短編集の最後の話にすべき趣向を凝らした一作。 空いた時間に読もうと思った短編集が、短編集を読むために時間を空けようとするくらい楽しめて、またこの作者の別の作品を読んでみようと思った一冊。

Posted by ブクログ

2025/12/10

随分前にサンリオSF文庫『フレドリック•ブラウン傑作集』を読んだ覚えがあるのだが、内容は完全に頭から消え去っていた。しかし文字を追っている間に思い出すこともままあるので、久々に読んで思い出にでも浸ろうと考え、手にとってみた。悲しいことに、なんの記憶も蘇ってこなかった。しばらく読ん...

随分前にサンリオSF文庫『フレドリック•ブラウン傑作集』を読んだ覚えがあるのだが、内容は完全に頭から消え去っていた。しかし文字を追っている間に思い出すこともままあるので、久々に読んで思い出にでも浸ろうと考え、手にとってみた。悲しいことに、なんの記憶も蘇ってこなかった。しばらく読んでから思い出すことは諦め、初めて読む作家として本書に向き合おうと決めた。 さらりと全ての話に目を通した感触は悪くなかった。多くの作家から愛されてきただけのことはある。本書はさながら魅力的な原石がたくさん詰められた宝石箱のようで、特異な光を放つ短編のどれひとつをとっても退屈させられることはなかった。はずれの入っていないくじの箱、それが『真っ白な嘘』という短編集である。 フレドリックブラウンを一言で表すならば、「無限のアイデアを持つ男」といったところか。『メリーゴーラウンド』の結末や、メタフィクションの先駆けとも言える『町を求む』、『後ろを見るな』、叙述トリックを巧妙に活用した『歴史上最も偉大な詩』など、奇抜なアイデアを下地にした作品が目白押しで、よくもまあここまで斬新なネタを生み出せるなぁと感心させられる。私個人としては『カインの死』がお気に入りだ。この一編、なんの変哲もない主人公の内面吐露を描写しているだけの話に感じられるのだが、終わり際、ぱっと振り掛けられるように付け加えられた文章が全体のイメージをがらっと変える。私自身、最後の3〜4行でここまで物語を方向転換することができるのかと心底驚かされた。短編小説の匠、アイデアの王様、いやはや、さすがなものである。 単なる暇つぶしとして読むのであればこれ以上の本はなかなかないので、時間が空いた時、読み流す程度に字面を追うことは大いにおすすめしたい。しかし、本腰を入れて読むことは絶対にやめたほうがいい。ただただ失望させられるだけだからだ。 フレドリックブラウンを「無限のアイデアを持つ男」と最初に評したが、逆に言うと彼にはアイデア以外に取り柄がないのだ。構成は物足りないか過剰かのどちらかで、心理描写には緊張感がなく、詩的表現も見れたものじゃない。物語の展開も終盤でかなり雑にまとめることが多く、全体的にガタついている。そのため読後感がよろしくないのである。面白いけど、もやっとする、これが本書の悪いところだ。 『キャスリーン、お前の喉をもう一度』は特に読後感が悪かった。ストーリーの流れも悪くなく、人の顔や名前は思い出せないが場所や風景は思い出せるという記憶喪失者のあやふやな心理の描写も巧みで、ぼうっと幻覚の中に迷い込んでしまったかのような気分にさせられて心地よかったのだが、最後の最後にあまりにも雑すぎる種明かしをされて本当に嫌な気分になった。映画『クリムゾンリバー』並に酷い。もう少し丁寧に話を仕上げることはできなかったのだろうか。フレドリックブラウンの小説は、アイデアが第一で、物語や文体はその思いつきの添え物のように感じられる。作家の創作態度にも様々なスタイルがあるだろうから別に否定する気はないが、今後読むことはないと思う。 しかし、本書が完全に酷い本だったかといえば、そんなことはない。最初に述べたように、本書は「原石を集めた宝石箱」として私の目に映った。本当にアイデアは面白いのだ。その当時は誰も思いつかなかったであろう仕掛けの数々は見事の一言に尽きる。歴史を超えて愛されるにはそれだけの理由がある。時の洗礼を受けてなお名を残すフレドリックブラウンの作品群、常に頭の片隅に置いておこうと思う。 余談 ふと思ったのだが、本書のアイデアはそのままに、文体や叙述方法、構成をオリジナルにアレンジして書き直してみたら完璧な作品が出来上がるんじゃないだろうか。駆け出しの作家が創作の練習として活用するのも面白いかもしれない。もしかしたら、フレドリックブラウンに影響を受けた作家達も上記したような方法で腕を上げていったのではないだろうか。星新一やフィリップKディックがそうやってオリジナリティを構築していったと妄想してみる、悪くない。読み終わったあとこうやって都合の良い妄想にふけるのも、読書の楽しみの一つである。

Posted by ブクログ

2025/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集。 「後ろを見るな」をどこかの紹介でみかけて気になって読んでみた。 全体的に不穏な空気雰囲気。どんでん返し。想像が膨らむ系。 「危ないやつら」は普通に笑った。皆覚悟足りてる。 短編集だからさくっと読めるのは良かった。 でもやっぱり少し物足りなさはあるかも。 裏面の最後にお読みくださいの丁寧な注意書きが読み終わってから見るとなんとも言えない。 暫く背後に気を付けよ。 解説も諦めましょう、で突き放してきて泣く。笑

Posted by ブクログ