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「恋と革命」の死岸上大作 夭折の系譜
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「恋と革命」の死岸上大作 夭折の系譜

福島泰樹(著者)

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「恋と革命」の死岸上大作 夭折の系譜

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 皓星社
発売年月日 2020/12/10
JAN 9784774407203

「恋と革命」の死岸上大作

¥220

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2021/09/15

私は歌を詠む人ではないのだが、岸上大作はその生き様の鮮烈さ故、私の若き日にであい、ずっと生を伴走してきたような思いがする。 高野悦子『二十歳の原点』は高校の頃出会いずっと私のバイブルのような存在の書。そこから、樺美智子『人知れず微笑まん』→奥浩平『青春の墓標』など読みついでいる...

私は歌を詠む人ではないのだが、岸上大作はその生き様の鮮烈さ故、私の若き日にであい、ずっと生を伴走してきたような思いがする。 高野悦子『二十歳の原点』は高校の頃出会いずっと私のバイブルのような存在の書。そこから、樺美智子『人知れず微笑まん』→奥浩平『青春の墓標』など読みついでいるなかで出会ったのが、岸上大作。 「意志表示せまり声なき声を背にただ掌の中にマッチ擦るのみ」 「美しき誤算のひとつわれのみが昂りて逢い重ねしことも」 という歌が心に突き刺さったまま。 当時、『岸上大作全集』も購入してあったのだが、残念ながら手元にはなく。 今回、この書を読み、その岸上大作の生の軌跡を、歌の背景が、よくわかった。 それとともに、自分の生を、若き日の想いを振り返るよい機会にもなった。

Posted by ブクログ

2021/09/14

この時代に岸上大作の何を新たに書けるのだろうと思っていたけどそこそこよかった。 本書が編まれたということは、筆者がひたすら個人的な思いを岸上に対して語りかけるという体裁だからできたことだろう。死の直前に書かれた「僕のためのノート」で最後をまとめるのは、それはそうならざるを得ないよ...

この時代に岸上大作の何を新たに書けるのだろうと思っていたけどそこそこよかった。 本書が編まれたということは、筆者がひたすら個人的な思いを岸上に対して語りかけるという体裁だからできたことだろう。死の直前に書かれた「僕のためのノート」で最後をまとめるのは、それはそうならざるを得ないよねという感じ。むしろそこまで個人的な思いだけで文章を連ねたことが評価されるべきだと思う。 好きな歌人を訊かれれば岸上大作と福島泰樹と答える自分にとっては大切な本であり、心の中にわずかに残った田舎の童貞男子の魂が泣きながらきらきら光る非モテの聖書。

Posted by ブクログ

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