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渋沢栄一「論語と算盤」の思想入門 NHK出版新書641
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2020/12/10 |
JAN | 9784140886410 |
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渋沢栄一「論語と算盤」の思想入門
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渋沢栄一「論語と算盤」の思想入門
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『論語と算盤』の現代語訳を書かれた守屋さんによる入門書。渋沢の生い立ちを丁寧に解説しながら、その原点に迫る。 本書では、渋沢の行動原理を4つに分けているが、その中でも「立志」と「無私」は、渋沢がここまで歩んできた両輪になるものだと思う。例え無私の境地にいられたとしても、高い志がな...
『論語と算盤』の現代語訳を書かれた守屋さんによる入門書。渋沢の生い立ちを丁寧に解説しながら、その原点に迫る。 本書では、渋沢の行動原理を4つに分けているが、その中でも「立志」と「無私」は、渋沢がここまで歩んできた両輪になるものだと思う。例え無私の境地にいられたとしても、高い志がなければ、その人はただの無害な人として生きていくことになるだろうし、逆に自分のことしか考えていない志は大成しないと思うからだ。 信頼が経済のもとであるというスタンスは、今の日本には「経済」を「政治」「国際理解」「教育」など、多くの言葉に置き換えて考えるべきだと思う。渋沢のような無私の裁定者はそう簡単に現れないだろうが、信頼が様々な活動の基盤であるという事実は、今多くの日本人が再確認すべきだと思う。
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日本の資本主義の礎を築いた、渋沢栄一。その偉業の背景にある考え方とは?変転を繰り返した、彼の人生の奥にある行動原理「 論語と算盤」の思想について説く書籍。 栄一の人生は、幕末、明治、大正、昭和という時代の変遷を体現している。 「尊王攘夷の志士」から「幕臣」に。その後「パリ万博へ...
日本の資本主義の礎を築いた、渋沢栄一。その偉業の背景にある考え方とは?変転を繰り返した、彼の人生の奥にある行動原理「 論語と算盤」の思想について説く書籍。 栄一の人生は、幕末、明治、大正、昭和という時代の変遷を体現している。 「尊王攘夷の志士」から「幕臣」に。その後「パリ万博への代表団の一員」として渡仏。「明治政府の官僚」として活躍後、「実業家、社会起業家」として成果を上げた。 栄一の生き方は、一見、右往左往しているようにも見える。 だが、根柢には「強く繁栄した日本を作るために一身を尽くす」という志があった。「幕府打倒」「外人排斥」は目的ではなく、強く繁栄した日本を作るための手段だった。 志が高いゆえに、柔軟に切り替え、大局的な判断ができたのである。 栄一は、「合本主義」という経済システムを目指した。 これは「公益を追求するという使命や目的を達成するのに最も適した人材と資本を集め、事業を推進させる」という考え方で、「公益」は、彼のモットー「論語と算盤」でもカギとなる。 「論語と算盤」において、「算盤」は、商売や経済、私利の象徴である。 一方、「論語」が象徴するのは、「道徳」と「義」だ。道徳の核心にあるのは「信用」であり、義は、私利の対極にあるもの、つまり「公益」と考えられる。 『論語』は、指導者(為政者)などの心構えとして「義や公益の追求が基本」と説く。これは、合本主義の考え方と合致する。『論語』は、彼の理想とする経済のあり方を支え得るものだった。 "政治家や官僚は、人々の税金からそれなりの給料をもらっている。だから、お金の面は満足して、自分の利益ではなく公益を追うべきもの" 栄一は、『論語』の解釈に当たり、自分の利益の追求を認めるなど、時代に合った形での読み替えを行った。こうした飛躍があってこそ、『論語』は商業道徳たり得た、ともいえる。 ※商人や実業家は税金から給料をもらえず、自分の給料は自分で稼がなければならない。政治家や官僚とは、根本的に立場が違うため、読み替える必要があった。
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読めば読むほど深いです。仕事や生活、あるいは子育てなどにおいても役に立つ言葉がたくさんあると感じました。
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