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芝公園六角堂跡 狂える藤澤清造の残影 文春文庫
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芝公園六角堂跡 狂える藤澤清造の残影 文春文庫

西村賢太(著者)

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芝公園六角堂跡 狂える藤澤清造の残影 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2020/12/08
JAN 9784167916121

芝公園六角堂跡 狂える藤澤清造の残影

¥660

商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2024/03/10

芝公園六角堂跡/西村賢太著 #読了 既に芥川賞を受賞して世に名を売り、作家としてのみならず、タレント業で世に知られるようになった氏が、改めて藤澤清造の殉後弟子を自認し直すまでを4篇の短編をもとに描いている。本人も誰に読まれる必要も無いと述べており、自身が藤澤の殉後弟子として襟を...

芝公園六角堂跡/西村賢太著 #読了 既に芥川賞を受賞して世に名を売り、作家としてのみならず、タレント業で世に知られるようになった氏が、改めて藤澤清造の殉後弟子を自認し直すまでを4篇の短編をもとに描いている。本人も誰に読まれる必要も無いと述べており、自身が藤澤の殉後弟子として襟を再び糺すまでの決意が描かれている。所謂貫太シリーズとは異り破綻のカタルシスを得られる類の作品では無いけど、西村賢太ファンにとっては未読は避けたい逸品でした。

Posted by ブクログ

2024/02/14

本人は「別格の作」と評しているということだが、その意味は、誰に読ませるでもなく自分のために、自分が清造の歿後弟子として恥ずかしくない人間であるために書いたという点で「別格」ということらしい。 冒頭、稲垣潤一のコンサートのくだりが異常に長く、なんだこれはと思っていたところからグッと...

本人は「別格の作」と評しているということだが、その意味は、誰に読ませるでもなく自分のために、自分が清造の歿後弟子として恥ずかしくない人間であるために書いたという点で「別格」ということらしい。 冒頭、稲垣潤一のコンサートのくだりが異常に長く、なんだこれはと思っていたところからグッと暗い調子になり、反省して、かなり自省的な調子で最後まで行く。読み終えてみればなるほど冒頭でコンサートの華やかさをしつこく描いておくことで後半との落差をつけているのだなとわかる。誰に読ませるためでもないと言いつつも、そういう意味ではちゃんとおもしろくしようとしているところがやはりかわいいと思う。

Posted by ブクログ

2023/05/12

どうしようもないところまで追い詰められた、ギリギリの人に、射し込んだ純文学という一筋の光、蜘蛛の糸。 そんな切実な救いが胸に沁みる。 文学好きだけでなく、一度は絶望し堕落した経験がある全ての人に勧めたい。 いつもの罵倒や暴力、女性差別などは鳴りを顰め、その意味でも幅広い読者に受...

どうしようもないところまで追い詰められた、ギリギリの人に、射し込んだ純文学という一筋の光、蜘蛛の糸。 そんな切実な救いが胸に沁みる。 文学好きだけでなく、一度は絶望し堕落した経験がある全ての人に勧めたい。 いつもの罵倒や暴力、女性差別などは鳴りを顰め、その意味でも幅広い読者に受け入れ得る作品。

Posted by ブクログ

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