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園児の血 実業之日本社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 実業之日本社 |
| 発売年月日 | 2020/12/04 |
| JAN | 9784408556376 |

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園児の血
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商品レビュー
2.5
6件のお客様レビュー
読むと多くの場合ある種の脱力感に見舞われる前田司郎作品。肩肘張らずに読める。 表題作は幼稚園Vシネ。 5歳児にも面子というものがある。 シュールかつ背伸びしてるみたいな愛らしさがあるけど、オトナの文脈に乗せることで園児の行動が理解できるものになってる。 道徳の時間、めっちゃ俯瞰...
読むと多くの場合ある種の脱力感に見舞われる前田司郎作品。肩肘張らずに読める。 表題作は幼稚園Vシネ。 5歳児にも面子というものがある。 シュールかつ背伸びしてるみたいな愛らしさがあるけど、オトナの文脈に乗せることで園児の行動が理解できるものになってる。 道徳の時間、めっちゃ俯瞰で見る、子どもの頃のまだ成形されてない欲望とか。 まだ道標のない子どもの感情の行き場は極端なところに落ち着きがちで、よく子どもの残酷さ〜とか言われちゃうけど、めっちゃ俯瞰で見ると大人だって残酷さは変わらない。 ただ「正しいっぽい」に成形するのが上手なだけで。
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ある学校の5年2組では、特定の女子をターゲットにしたカンチョーが流行っていた。その女子は、少しみんなより成長が早いのか少し大人の体つきで、家が少し貧しいのか服装はいつもお下がりでスカートも短い。一度止んだと思っていたブーム。しかし、ある日その女子が再びカンチョーをされたと泣き、道...
ある学校の5年2組では、特定の女子をターゲットにしたカンチョーが流行っていた。その女子は、少しみんなより成長が早いのか少し大人の体つきで、家が少し貧しいのか服装はいつもお下がりでスカートも短い。一度止んだと思っていたブーム。しかし、ある日その女子が再びカンチョーをされたと泣き、道徳の時間が学級裁判となった「道徳の時間」 タカシは4才で幼稚園に通っている。同じ通園バスが同じでムラサキグループのコウジはタカシの兵隊で、キミエはいつも一人でいる。同じ学年には、タカシより10日早く生まれ体が大きいクラトがいる。クラトの兵隊は2人。どっちが強いか勝負を仕掛けたいがなかなかうまくいかない。そんなある日、タカシの兵隊の1人になったカネダのシールが盗まれる事件が起きて…「園児の血」 うん。なんだかってかんじのお話。「道徳の時間」は、小学校の教師を少しバカにしてないか?と思ってしまった。まぁ、先生にもプライベートはあるし大変だとは思う。そして、小学生に変な性癖を植え付けてないか…?とも思った。今の小学生はそんなかんじなの? 園児の血も幼稚園や保育園で起こる何かの事件かと思ってたが、ハードボイルドなかんじの園児たちの集まりだった。唯一の幼稚園児らしさがあったのはユイぐらいじゃん。クレヨンしんちゃん的な園児誰も出てこなかった。たまに、5歳児らしいかんじは出てくるが、最初から最後までハードボイルドだったわ。そして、幼稚園の先生って嘘泣きまでして出て行って、園児に後を追わすようなあざといやり方するの? なんだか偏見な世界だった気がする。 2022.2.16 読了
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タイトルの響きとカバー後ろの内容紹介、装丁から学園ミステリーならぬ新機軸の’幼稚園ミステリー⁉︎’と期待を寄せて購入。 解説が森山直太朗氏というのもワクワクポイント。 短編2篇収録。 2篇とも、著者が劇作家・演出家という事からか文学的表現や主義主張・メッセージ性よりも会話の巧...
タイトルの響きとカバー後ろの内容紹介、装丁から学園ミステリーならぬ新機軸の’幼稚園ミステリー⁉︎’と期待を寄せて購入。 解説が森山直太朗氏というのもワクワクポイント。 短編2篇収録。 2篇とも、著者が劇作家・演出家という事からか文学的表現や主義主張・メッセージ性よりも会話の巧緻さやテンポ、間の取り方の上手さが際立つように感じた。 〈道徳の時間〉 とある都内の小学校。5年2組で発生した、篠田洋子という女生徒に対する浣腸事件について道徳の時間を学級会議に充てた犯人探しが縦軸の群像劇。あーこういうのあったなぁ、今もあるのかなぁ、としみじみ読み進める。 公立小学校の教室という、たまたま居住する学区が近かったが為に集められた、男女混成かつ様々な境遇の生徒が無理くり集団生活を送る特異空間。 担任教師も含め、生徒らの利害や思惑が無秩序に縺れ合う。 ちなみに’いじめ’とは少々違う内容。少なくとも男子にはそういった意図は恐らく無い。洋子側の本心を窺うのは難しいが、嫌悪とは別に、一種の快感を認識しているような描写があり何とも言えない。恥ずかしいし痛いのは確かだろうが。 事件を巡っては性欲の萌芽や教師を含めた集団内ヒエラルキー、曖昧な友情関係、無関心派などたかが’カンチョー’なれど実に多様な人間模様が盛り込まれ、その社会の混乱を俯瞰する面白さが楽しい。 何だかんだで一番の曲者は件の篠田洋子。彼女の思考が一筋縄ではない。 更に付け加えれば、犯人探しはするがミステリー的な要素は無いのでその辺は肩透かし。 オチも’ちゃん、ちゃん’という音がピッタリ。 〈園児の血〉 幼稚園の生活風景をハードボイルド調に綴ったもの。それ以上でも以下でもなく、狙った面白味は理解出来たがそれだけで120ページあまりを読むのはさすがにダレる。 ブチューマンのくだりは好き。 …と、当初のミステリーかな?という期待とは少し違ったものの〈道徳の時間〉の方は結構楽しかったです。 1刷 2021.12.3
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