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詰むや、詰まざるや 森・西武vs野村・ヤクルトの2年間
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | インプレス |
発売年月日 | 2020/11/20 |
JAN | 9784295010364 |
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商品レビュー
4.6
29件のお客様レビュー
伝説の日本シリーズ。あの時は平日昼開催だった記憶。スコアを見るだけでもこのシリーズが凄かった事がわかる。アメリカが遠かった時代の日本野球の最高峰の対決だったと思う。あのヒリつくようの勝負の情景がみえてくるような一冊。
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92年と93年の森監督率いる西武と野村監督率いるヤクルトとの2年にわたる日本シリーズでの激闘を関係者のインタビューともに振り返った一冊。 92年の圧倒的西武が有利とされる状況からあと一歩まで追い詰めたヤクルトの戦いとその時の選手の心境や翌年の西武の不安とヤクルトの1年間でつけた...
92年と93年の森監督率いる西武と野村監督率いるヤクルトとの2年にわたる日本シリーズでの激闘を関係者のインタビューともに振り返った一冊。 92年の圧倒的西武が有利とされる状況からあと一歩まで追い詰めたヤクルトの戦いとその時の選手の心境や翌年の西武の不安とヤクルトの1年間でつけた自信がもたらした日本一という栄光を掴むまでの記録と記憶を本書で 存分に味わうことができました。 また広沢選手のスライディングや飯田選手のバックホームなどワンプレーの各選手の思いや伊東、古田両捕手の配球、森、野村監督の対戦前の心理的駆け引きなどグラウンドだけでなくグラウンド外からお互い意識していたことを本書で知ることができました。 そして、92年の杉浦選手の劇的な代打満塁ホームランや93年第7戦での清原選手に対する配球などゲームの展開やシリーズの印象的な場面の裏側や石井、荒木両投手の同期としての思い、岡林、高津投手の同期としての活躍に対する心境など各選手の思い、シリーズ後の選手の動向やその時の思いも知ることもできました。 下馬評を覆し王者西武と互角の戦いを繰り広げ、その後のヤクルトの発展にもつながった球史に残る2年間を深く味わうことができ野球の魅力を一層感じることのできた一冊でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分が生まれた地域には西武グループの西友があり、子供の頃には毎年秋になると松崎しげるが歌うライオンズのテーマソングが流れていた。ライオ〜ン、ライオ〜ンというサビの部分が妙に頭に残るその歌を毎年のように聞いていたせいか、野球には特に興味を持っていなかった自分も好きな球団はライオンズと答えるような少年だった記憶がある。 そのころのライオンズといえば、強力投手陣+破壊力抜群の攻撃陣という感じで、とにかく付け入る隙がなかった。(繰り返すが)野球ファンではなかった自分でもADK砲(秋山・デストラーデ・清原)は知っていたし、自分は身体能力抜群の秋山が好きだった。 本作はその最強ライオンズの時代が終わりに差し掛かろうとするタイミングで急速に強くなっていったヤクルトが挑んだ、1992年と93年の日本シリーズにフォーカスを当てたノンフィクションだ。 日本シリーズに出るためには、当然だがセ・リーグとパ・リーグで優勝しなければならない。当然そこにも各球団ごとにドラマがあるはずなのだが、本作ではペナントレースに関してはほとんど無視をして、日本シリーズだけを取り上げている・・という意味においては、ちょっと変わった本ではあるといえるだろう。 『江夏の21球』という歴史に残る名作があるように、日本のノンフィクションは野球とかなり相性がいい。ワンプレーごとに切れ目があり、多くの人間が関わっていることからフォーカスする事象に対して重層的にアプローチしやすいというのもあるだろう。ただ、そういった特徴を持つスポーツはバレーボールやラグビーなど他にもあるわけで、結局のところ日本人は野球が大好きなんだと思う。今ではしっかり日本に根を下ろした(と個人的には思っている)サッカーも、たとえばロスタイムだけで1本作品を仕上げたということは聞いたことがないので、野球はまだまだ特殊なスポーツなんだと思う。江夏の21球なんで、日本シリーズでの江夏の一回分の登板で一本の作品を仕上げてしまったのだから。 本作に話を戻すと、この『詰むや、詰まざるや 森・西武 vs 野村・ヤクルトの2年間』は、両チームが戦った日本シリーズ14戦を1戦1戦丁寧に紐解いていった作品だ。タイトルには代表して監督両名の名前が記載されているが、劇中では選手たちのインタビューも多く出て来ており、監督だけが語るというタイプの作品ではない。 ただ本作を読むとやはり野球における監督の役割というのは大きく、特にヤクルトの急成長の理由は間違いなく野村監督の力にあったということがよくわかる。この「監督の力」というのは試合における采配だけではなく、1年間を見据えたチームのマネジメントや、自分達が大切にしていることの言語化、コーチを含めた指導のあり方などを含めたすべての業務/仕事を指している。 一方で試合で実際にプレーをする選手は基本的には監督の指示に従ってプレーをしているのだが、時には指示を超えるようなプレーを、あるいは自分の判断でプレーを選択していることもよくわかる。彼らもやはりプロと言われる以上、監督の駒であることだけでは満足できないシーンがあるのだ。 自分のようにこの時代の試合をほとんど見ていないような人間でも本書の記述を見るとなんとなく試合の1シーンが脳裏に浮かんでくるのだから、著者の野球を書く腕は確かだと思う。ただし本作では試合そのもの追いながら、その瞬間瞬間で関わっていた選手の言葉を載せるという形で試合が進んでいくために、やや書き込みが足りないと思われる部分もあった。例えばベンチで見ている選手にインタビューをすればもっと面白くなるようなところもあったと思う。ただそうなると、取材対象がいくらでも増えていってしまうわけで、今の日本の出版界ではなかなか難しいかもしれない。
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