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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2020/11/19 |
JAN | 9784103537311 |
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商品レビュー
3.7
559件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高校生しか使えないSNSオルタネータを巡る群像劇。 料理部で「ワンポーション」という料理コンテスト番組に出場する容。オルタネート信者の凪津。小学校の頃の友人豊に会いに大阪から東京までやってきた尚志を中心に物語が進んでいく。 群像劇ならではの色んな知識や考え方に触れられて、ページ数は多めだけどするする読めた。 ラストの尚志と豊の演奏する曲のフレーズごとに、3人それぞれのシーンが切り貼りされているのに混乱せず、寧ろ盛り上がってページを捲る手が止まらなくなってしまった。 オルタネートの相性に傾倒してパートナー候補に会う凪津と、オルタネートをやりたくない容がワンポーションのライバルと恋仲になっていくところ。 最終的に遺伝子による相性診断もできるデジタル最先端のオルタネートと対極な、花を育てるというアナログな行為とともにオルタネートから離れれる凪津と、より多くの人との交流の場を求めてオルタネートを始める容。その対比が面白かった。 容がオルタネートを敬遠してた理由が、私は腑に落ちていない。 でも少しずつ3人がすれ違っているのが分かる描写や、ふとした伏線めいた部分のアクセントが良かったので、読後感よいです。
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ずいぶん前から気になっていたところ、『なれのはて』で衝撃を受けて「これは加藤シゲアキ作品をもっと読まねば」と思い手に取りました。 連作短編ではないですが、細かく章立てされていて、複数の登場人物にスポットライトが当てられます。 最初はバラバラだった人物たちが最終的に繋がっていきま...
ずいぶん前から気になっていたところ、『なれのはて』で衝撃を受けて「これは加藤シゲアキ作品をもっと読まねば」と思い手に取りました。 連作短編ではないですが、細かく章立てされていて、複数の登場人物にスポットライトが当てられます。 最初はバラバラだった人物たちが最終的に繋がっていきます。 「狭い世界だなぁ」とも思いましたが、リアルな人間関係とはこういうものなのかもしれません。 SNSだけの関係に終止せず、高校生のエネルギッシュで葛藤だらけで、でも清々しい人間関係が、読んでいてとても心地よかったです。 新潮文庫の100冊にラインナップされていますが、確かに夏に読みたくなる本です。 作中の季節は夏だけではないのですが、高校生の爽やかさが夏っぽさを感じさせるのでしょう。 登場人物が多いので、期間を空けずに読まないとキャラクターを忘れてしまいそうです(^_^;) でもみんな応援したくなるキャラクターばかりでした。
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誤解していました。 アイドルが書いた小説。 アイドルと作家の両立。 その言葉に、私はかなりの偏見を持って見ていました。『純粋な作家じゃないのに、アイドルという立場のおかげだわ』なんて、小説を書いたこともないのに思っていました。 手に取ったのは、新潮社の夏フェアのラインナップ...
誤解していました。 アイドルが書いた小説。 アイドルと作家の両立。 その言葉に、私はかなりの偏見を持って見ていました。『純粋な作家じゃないのに、アイドルという立場のおかげだわ』なんて、小説を書いたこともないのに思っていました。 手に取ったのは、新潮社の夏フェアのラインナップに載っていたから。 心に色々な想いが湧き、沢山の気持ちが染み込みました。『大丈夫!!読んでごらん』と人に薦めたくなりました。 SNSを使う人は、10代の若者だけではありません。沢山の大人も使っています。今、「使う」のではなく「飲み込まれている」人はどれほどいるのでしょう。飲み込まれてしまう怖さは、警笛が鳴らされている通り。 この本は「使って」生きていく人。そんな10代の走り抜けるようなきらめきがありました。キレイでかっこいいばかりではないのに、一緒にきらめきを走っているようでした。
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