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「本をつくる」という仕事 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2020/11/12 |
JAN | 9784480436993 |
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「本をつくる」という仕事
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商品レビュー
4.1
15件のお客様レビュー
本書は「もの」としての本を作るための技術と、本の内容に関するソフト面の作業が半々くらいの割合で書かれている。 本を読むとき「書体」によって読みやすさの違いを感じることがある。 「紙」自体は、色・厚さ・手触り・光の反射など本の善し悪しを決める重要な要素だ。 活版印刷が前提の時代...
本書は「もの」としての本を作るための技術と、本の内容に関するソフト面の作業が半々くらいの割合で書かれている。 本を読むとき「書体」によって読みやすさの違いを感じることがある。 「紙」自体は、色・厚さ・手触り・光の反射など本の善し悪しを決める重要な要素だ。 活版印刷が前提の時代は、紙による印刷時のインクの滲みを考慮してフォントの太さを決めていたりしたそうだ。 紙作りも増版時に初版と同じ紙質と色を再現するのが当たり前のように行われている。 背の丸み具合にこだわったり、本は職人の匠の技で作られていたんだなぁ、ということがわかる。 三菱製紙中川工場のことが書かれていて、場所を調べてみたら跡地が東京理科大学葛飾キャンパスになっていた。 ソフト面では、校正・校閲の仕事の重要さが良く伝わって来た。 あと印象に残ったのは、日本でも売れそうな翻訳本の選び方、子供が夢中になる絵本の作り方。 絵本では子供が描くような絵の描き方を練習していたり、子供の本を大人が作ることの難しさが少し分かった。 1冊の本が自分の手元あるということは、実に多くの人達が仕事をしてくれたおかげだ。 「本」に限ったことじゃないけど、それぞれの仕事に携わった人々に感謝だな。
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本に込められたたくさんの想い。 読者に作家の作品を届けるために、多くの方々の努力があることがわかり、ますます本への愛情が深まります。 活字を作る人 製本職人 活版印刷屋さん 校正・校閲者 製紙業者 装幀家 海外作品のエージェント 絵本作家 8つの分野の本を作るプロの方を取材し...
本に込められたたくさんの想い。 読者に作家の作品を届けるために、多くの方々の努力があることがわかり、ますます本への愛情が深まります。 活字を作る人 製本職人 活版印刷屋さん 校正・校閲者 製紙業者 装幀家 海外作品のエージェント 絵本作家 8つの分野の本を作るプロの方を取材した記録です。 それぞれの方が語る自分の仕事に対する思いやこだわりがとても響きます。 みんなの力が合わさって、こうして私たちの手元に届く一冊の本。 それを思うと表紙のデザイン、文字、紙の色、手触り‥全てが愛おしく感じます。 この本も表紙の字体がかわいいし、帯がポコポコした手触りなのも素敵です。 今仮住まいに引越し中で、物を増やしたくないこともあり、ある本をKindle版で購入したのですが、あまり読む気にならないし、不思議と何も伝わってこなくて‥。 次男は基本KindleかAudible利用でとっても便利とお薦めしてくれるけど、私にとって読書は、手触りや表紙のデザイン、文字の形、そういったものを全て含めて作品を楽しんでいるのだなと思いました。
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本を読むとき、ブックカバーをつけず読むのが、本を作ってくれた方々の努力を称えるのだろうと思う。そして、自分の仕事も色んな人が色んなことをしてる。これを上手くまとめてほしいな。
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