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ポストコロナ期を生きるきみたちへ 犀の教室 Liberal Arts Lab
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 晶文社 |
発売年月日 | 2020/11/11 |
JAN | 9784794970428 |
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商品レビュー
3.5
25件のお客様レビュー
(2022/1/8) 2020年、まだコロナ第2波くらい、オリンピック延期、という段階で書かれたアンソロジー。 日本の知性が集結している。多くの方が参加している。 読み始めたとき、それぞれのお名前の横に簡単な肩書しか書かれておらず、 もう少し人物紹介すればいいのに、、、と思...
(2022/1/8) 2020年、まだコロナ第2波くらい、オリンピック延期、という段階で書かれたアンソロジー。 日本の知性が集結している。多くの方が参加している。 読み始めたとき、それぞれのお名前の横に簡単な肩書しか書かれておらず、 もう少し人物紹介すればいいのに、、、と思ったのだが、巻末にまとめて紹介されていた。 この本は中高生向きなので、それぞれの著者を知らない可能性が高く、人物紹介が長いとかえって予断を持って読み始めてしまうので、避けたのかな、と推察。 私は彼らの著作を結構読んでいるので、背景を知って読むとより立体的に読めた気がする。 一つ一つのコラムにコメントをするのは野暮なので辞めておくが、一番心を動かされたのは、雨宮処凛さんのコラム。 ペット連れの要生活保護者をどう支援するか。役所は「犬を処分してから来い」と言い放つ。 確かにその考えは自分の頭の中にもある。生きるか死ぬかの状態で支援を求めるのにペットなんて贅沢!と。 しかしその一方、モノではなく生きているペットを捨てる、殺すなどできるはずもないと、、、 我が家にも猫がいるが、極端に憶病なので、地震で避難所に行くことになったらどうなるのか?いやそもそも避難所が受け付けないか、、 話戻ってそうした人を支援する彼女たち。当然お金が必要。これをどう集めるか。 自分は寄付できるか? 日ごろ人の役に立ちたい、などと言っていても、そこに目が向くか。 反省。 それに関連して、ベーシックインカムに注目するコラムもいくつか。 クソ面白くない仕事をAIに任せる。 イギリスをダメにした高福祉、働かなくても食えることに劣等感、感情を持たせるようにしたサッチャー。これは今の日本にもある。生活保護を受けづらくする。 しかし金はあって暇がある、という状態が様々な文化を生む側面もある。 オリザさんも別の切り口ではあるが、不要不急の芸術の必要性を訴える。 ・・・もしAIが何でもやってくれて、富がうまく社会に分配されるようになれば、人々は金のためにあくせくするのではなく、本当に人の役に立つために、自分の好きなことをして働けるのではないかな。 なまじ労働が貨幣価値に代替されるから、怠ける人が出るのでは、、、 いくつかのコラムからそんなことを感じた。 あ、それと、「椎名林檎になるための方法を教えてくれるのはどこの学校か?」と真剣に聞く大学生がいたという話は衝撃的だった。増田聡さん。 正解が学校にある、と思っている日本の教育システムの膿のような話。 。。。しかし、こういう本があるということは、日本の知性が捨てたもんじゃないことの証でもある。希望はある。 こんなコロナ禍ではあるが、前を向いて生きていきましょう!
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コロナが切っ掛けで編まれた本だけど、いつ読んでも学べるものがあると思う。本当に変だよ日本社会。 どうすればいいのかは皆目わからないのだけど、とりあえずは自分にも他人にも誠実に振る舞うことは止めないようにせねば。
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2020年、COVID-19が席巻した世界では次々と社会の歪みが露呈した。そのコロナ期とポストコロナ期に、次世代の若者たちがどう生きるべきかを内田樹をはじめとした様々な年代の言論人たちが語る。 内田さんが声をかけて集まった様々な分野の今をときめく著名人たちがコロナとコロナ後の世...
2020年、COVID-19が席巻した世界では次々と社会の歪みが露呈した。そのコロナ期とポストコロナ期に、次世代の若者たちがどう生きるべきかを内田樹をはじめとした様々な年代の言論人たちが語る。 内田さんが声をかけて集まった様々な分野の今をときめく著名人たちがコロナとコロナ後の世界をテーマに執筆しました。内田さんのセレクトだけあってみんなけっこう尖っていて(偏っていて)どれも読み応えのある内容でした。中学生向きということで平易な文章で一編が短いのも読みやすくていいと思います。そしてみんな分野が違うので、コロナ期というものを違う角度から見ているのも面白い。また、分野が違っても結局、多くの著者が今世紀に入ってからの日本の教育が間違っていると言及しているところが内田さんセレクトらしくていいし、実際にその通りだと感じます。 近代に入ってから特徴的なのは膨大な富を得た後に残る負債を残らず次世代に押し付けるところ。これを明確にあぶり出したのがコロナで、コロナがあってもなくても次世代の若者たちは老人たちのケツを拭きながら生きる羽目になります。そのことに若者たちと、おそらく現役世代に含まれる私たちがどう向き合って生きなければならないのか、時代のまさに転換点に生きているということを感じさせる本でした。 特にキューバを例とした無料医療に言及した三砂ちづるさんの章が勉強になりました。ということでゲバラの若き日の旅路を描いた「モーターサイクルダイアリーズ」も併せてお楽しみください。この映画はすごくよかった。本も出てる。 あ、あとバランスを取るために武田邦彦の「君が地球を守る必要はありません」もどうぞ。
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