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ポストコロナ期を生きるきみたちへ 犀の教室 Liberal Arts Lab
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ポストコロナ期を生きるきみたちへ 犀の教室 Liberal Arts Lab

斎藤幸平(著者), 青木真兵(著者), えらいてんちょう(矢内東紀)(著者), 後藤正文(著者), 内田樹(編者)

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ポストコロナ期を生きるきみたちへ 犀の教室 Liberal Arts Lab

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 晶文社
発売年月日 2020/11/11
JAN 9784794970428

ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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商品レビュー

3.5

26件のお客様レビュー

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2024/05/21

(2022/1/8) 2020年、まだコロナ第2波くらい、オリンピック延期、という段階で書かれたアンソロジー。 日本の知性が集結している。多くの方が参加している。 読み始めたとき、それぞれのお名前の横に簡単な肩書しか書かれておらず、 もう少し人物紹介すればいいのに、、、と思...

(2022/1/8) 2020年、まだコロナ第2波くらい、オリンピック延期、という段階で書かれたアンソロジー。 日本の知性が集結している。多くの方が参加している。 読み始めたとき、それぞれのお名前の横に簡単な肩書しか書かれておらず、 もう少し人物紹介すればいいのに、、、と思ったのだが、巻末にまとめて紹介されていた。 この本は中高生向きなので、それぞれの著者を知らない可能性が高く、人物紹介が長いとかえって予断を持って読み始めてしまうので、避けたのかな、と推察。 私は彼らの著作を結構読んでいるので、背景を知って読むとより立体的に読めた気がする。 一つ一つのコラムにコメントをするのは野暮なので辞めておくが、一番心を動かされたのは、雨宮処凛さんのコラム。 ペット連れの要生活保護者をどう支援するか。役所は「犬を処分してから来い」と言い放つ。 確かにその考えは自分の頭の中にもある。生きるか死ぬかの状態で支援を求めるのにペットなんて贅沢!と。 しかしその一方、モノではなく生きているペットを捨てる、殺すなどできるはずもないと、、、 我が家にも猫がいるが、極端に憶病なので、地震で避難所に行くことになったらどうなるのか?いやそもそも避難所が受け付けないか、、 話戻ってそうした人を支援する彼女たち。当然お金が必要。これをどう集めるか。 自分は寄付できるか? 日ごろ人の役に立ちたい、などと言っていても、そこに目が向くか。 反省。 それに関連して、ベーシックインカムに注目するコラムもいくつか。 クソ面白くない仕事をAIに任せる。 イギリスをダメにした高福祉、働かなくても食えることに劣等感、感情を持たせるようにしたサッチャー。これは今の日本にもある。生活保護を受けづらくする。 しかし金はあって暇がある、という状態が様々な文化を生む側面もある。 オリザさんも別の切り口ではあるが、不要不急の芸術の必要性を訴える。 ・・・もしAIが何でもやってくれて、富がうまく社会に分配されるようになれば、人々は金のためにあくせくするのではなく、本当に人の役に立つために、自分の好きなことをして働けるのではないかな。 なまじ労働が貨幣価値に代替されるから、怠ける人が出るのでは、、、 いくつかのコラムからそんなことを感じた。 あ、それと、「椎名林檎になるための方法を教えてくれるのはどこの学校か?」と真剣に聞く大学生がいたという話は衝撃的だった。増田聡さん。 正解が学校にある、と思っている日本の教育システムの膿のような話。 。。。しかし、こういう本があるということは、日本の知性が捨てたもんじゃないことの証でもある。希望はある。 こんなコロナ禍ではあるが、前を向いて生きていきましょう!

Posted by ブクログ

2024/05/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

 非常事態に「いちばんましな答え」を探し出すには今までにはなかったものを発案・発明しなければならない。そのためには、「知性」を高め、上の偉い人に怒られることを恐れずに、人が本来持つ想像力を羽ばたかせる必要がある。  情報の真贋や信憑性を自分で判断する「目」を持つことで、あらかじめ用意された「正解」の知識に頼りすぎず、長い時間軸で物事を考える習慣を身につけることができる。 自分の能力以上に自由を与えられたとき、人はそのストレスに疲れて、自由を手放してもいいから、上の偉い人に物事を決めてほしい、と投げ出してしまいたくなる。この状況になった時に、支配するもの、支配されるものにきっぱりとわかれる。そういった状況の際に支配される側にならないように、自由をマネージメントする能力を、自分で少しずつ磨いていかなければならない。  子供のころから、親や教師などの「上の偉い人」に服従した経験しかなければ、大人になってからも、「誰かに服従することしかできない人間」になってしまう。上の人に服従するたびに、心の中でそれに「反抗」する気持ちを持っておくことが大切、そういう習慣が身につくことで、上の偉い人の良し悪しを自ら判断し、いざというときには、自らの身を守れる選択をとることができるようになる。  ダブルメジャーの重要性 1つの分野だけで戦うにはリスクを伴う。非常事態に破綻に追い込まれないためにも自分を支える大きな柱を二つ以上持つことがこれからの社会で生き抜いていくには必須になるのではないか。

Posted by ブクログ

2024/05/16

コロナが切っ掛けで編まれた本だけど、いつ読んでも学べるものがあると思う。本当に変だよ日本社会。 どうすればいいのかは皆目わからないのだけど、とりあえずは自分にも他人にも誠実に振る舞うことは止めないようにせねば。

Posted by ブクログ

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