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一橋桐子(76)の犯罪日記
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一橋桐子(76)の犯罪日記

原田ひ香(著者)

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一橋桐子(76)の犯罪日記

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2020/11/10
JAN 9784198651886

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商品レビュー

4.1

109件のお客様レビュー

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2024/07/18

映画「ジーサンズ はじめての強盗」を思い出させる、と言ってもそこまで過激な犯罪日記ではないのだが、品の良いお婆さんの目線、物腰が細かく描写され、丁寧な性格が登場人物からも作者の筆力からも伝わってくる。派手なエピソードで大きく抑揚があるストーリーではないが、何だか登場人物の心理が凄...

映画「ジーサンズ はじめての強盗」を思い出させる、と言ってもそこまで過激な犯罪日記ではないのだが、品の良いお婆さんの目線、物腰が細かく描写され、丁寧な性格が登場人物からも作者の筆力からも伝わってくる。派手なエピソードで大きく抑揚があるストーリーではないが、何だか登場人物の心理が凄くわかるなーという感じで、共感性が高いので物語に引き込まれ、面白くて一気に読んでしまった。 高齢者目線では、世の中の悪意や善意の見え方が変容する。それは身体的な老化と共に相対的弱者になり、弱った相手に対し、良い方にも悪い方にも接し方を変える人がいるからだろう。こうした弱者に対して、悪い方を強調させて救いがないのがイヤミス、救われるのがカタルシスだろうか。この物語がどういうバランスで善悪を配置したかは記載しないが、とにかく、心温まる犯罪の話。 また、良い小説と良い作家に出会った。

Posted by ブクログ

2024/04/17

タイトル通り75歳の女性が主人公だ。暴君な夫に先立たれた友人のトモに「一緒に住まない?」と誘われ借家で同居を始めるも楽しい生活は3年ほどでピリオドを打った。トモが亡くなったのだ。 唯一の身内である姉とは音信が途絶えていたから突然一人ぼっちになった桐子に生活の重さが伸し掛ってきた。...

タイトル通り75歳の女性が主人公だ。暴君な夫に先立たれた友人のトモに「一緒に住まない?」と誘われ借家で同居を始めるも楽しい生活は3年ほどでピリオドを打った。トモが亡くなったのだ。 唯一の身内である姉とは音信が途絶えていたから突然一人ぼっちになった桐子に生活の重さが伸し掛ってきた。一人で家賃を払えないから引っ越しをしなくてはいけない、しかし保証人を頼める人がいない。頼りない孤独な自分の未来に、刑務所という場所を選択する切実な弱者の思いが伝わってきて色々と考えさせられた。桐子の淡々とした人の良さが最後には報われ、ほっ。

Posted by ブクログ

2024/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一橋桐子は未婚で76歳。パートで細々と生活する毎日。一緒に暮らしていた友達のトモにも先立たれてしまった。そんな中、香典泥棒にあい、、、 老後の不安から、ご飯も家のことも考えなくていい、介護もしてくれる刑務所に入りたい。と誰にも迷惑をかけない重い犯罪を模索する桐子。 章ごとに色々な犯罪を試みようとするが、桐子の周りにいる人が本当に良い人達で、読んでいるとすごく温かい気持ちになる。 類は友を呼ぶじゃないけど、桐子の人柄が良いから、そういう人達に恵まれるんだろうなあ。 一方で、桐子のような状況に陥り、取り返しのつかない犯罪に手を染めてしまう高齢者もいるのではないか。 自分の老後は?安泰? 日本が直面する、超高齢社会の問題についても考えさせられる。

Posted by ブクログ

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