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新宗教を問う 近代日本人と救いの信仰 ちくま新書1527
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2020/11/07 |
| JAN | 9784480073518 |
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新宗教を問う
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
日本において新宗教がなぜ発展してきたのかを述べた論文で、研究書に近い位置づけです。機会あって宗教関連の簡単そうな本を何冊か読んでみましたが、これが一番内容的に難しくて重厚でした。 「世なおし」「心なおし」「病気なおし」という3つの側面をキーワードとして、各宗教の考え方や活動を捉...
日本において新宗教がなぜ発展してきたのかを述べた論文で、研究書に近い位置づけです。機会あって宗教関連の簡単そうな本を何冊か読んでみましたが、これが一番内容的に難しくて重厚でした。 「世なおし」「心なおし」「病気なおし」という3つの側面をキーワードとして、各宗教の考え方や活動を捉えようとしています。 いわく、一般庶民に受け入れやすい心なおしや病気なおしのメッセージや、現世救済的な側面が大きいことが新宗教の拡大に寄与したと思われるとのこと。 大きく取り上げられているのは、創価学会、霊友会系(立正佼成会)、大本ですが、その他、天理教や世界救世教、エホバやオウム真理教など広く触れられています。 ちょっと難しすぎて、★3〜4。
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★新興宗教の系統図があればなお良し★神道系と仏教系に分かれたり、戦時下には国による弾圧を避けるために国家神道との共存を図ってきたという事実が分かりやすくまとめられ、全体像をとらえるのにとても便利。以下、前書きを中心に備忘録として大きな流れの抜粋。 ・新宗教の特徴は現世救済。病気...
★新興宗教の系統図があればなお良し★神道系と仏教系に分かれたり、戦時下には国による弾圧を避けるために国家神道との共存を図ってきたという事実が分かりやすくまとめられ、全体像をとらえるのにとても便利。以下、前書きを中心に備忘録として大きな流れの抜粋。 ・新宗教の特徴は現世救済。病気なおし、心なおし、世直し。 ・第一期)19世紀初めから明治中期まで。地域の「講」が基盤に。黒住教、天理教、金光教、丸山教、本門佛立講(本門佛立宗)。多くが習合神道系(=神道に儒教や仏教を合体。 ただし本門佛立講は日蓮仏教) ・第二期)明治後期から大正。出口王仁三郎の習合神道系の大本が指導し、日蓮主義を掲げる国柱会(八紘一宇)。大本は大正10年、昭和10年に弾圧を受ける。国の弾圧を避けるために神道系を標榜する。 ・第三期)1920~60年代の新興宗教の最盛期。創価学会は「教育学体系」をスタートとしながら家族の不幸をきっかけに牧口常三郎が日蓮正宗に入る。法華経と日蓮仏教に連なる霊友会も拡大。神道系ではひとのみち教団が急成長し、大本から分かれた世界救世教や生長の家が勢力を伸ばす。新宗教の発展は都市化が背景にあり、新たな共同体の受け皿となった。 ・第四期)既存の新宗教は停滞。70年代以降は阿含宗、真光、統一教会、GLA、オウム真理教、幸福の科学。以前からありこの時期に伸びたのは真如苑とエホバの証人。 ・1990年代以降)新宗教からスピリチュアリティへ 参考)新興宗教の流れ=週刊ダイヤモンド https://dot.asahi.com/dol/2018101500038.html?page=1
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コロナ禍によるいわゆる「ニュー・ノーマル」って産業構造やライフスタイルの問題だけじゃなく、人の心にも大きな影響を与えることになるでしょう、きっと。だから芸術だとか宗教を求める力も大きなってくるんだろうな、となんとなく思っていました。芸術はみんな大っぴらに語るとするとして、時代の要...
コロナ禍によるいわゆる「ニュー・ノーマル」って産業構造やライフスタイルの問題だけじゃなく、人の心にも大きな影響を与えることになるでしょう、きっと。だから芸術だとか宗教を求める力も大きなってくるんだろうな、となんとなく思っていました。芸術はみんな大っぴらに語るとするとして、時代の要請に応じて宗教がどんな変化をしていくのか、そもそも時代の変化に合わせて生まれてきた新宗教って何?というモヤモヤ感によって手に取ったのが本書です。かなりスッキリしました。プロレス団体の集散離合のように新宗教の相互関係が初めてわかりました。同時に公明党とか日本会議とか現在の政治を語るうえでの重要な要素としての新宗教の大きさにたじろいだりもしました。しかしここまで仕組みがわかると得体の知れなさに怯える必要もないのかな、とも感じました。怯えるべきは人の心の行方。新宗教がコミュニティベースの「旧新宗教」と個人ベースの「新新宗教」に分かれるという分析がそうだとしたら、オウム真理教が獲得したスピリチュアルを求める個人の願いは、きっと東日本大震災やコロナ禍を経て日本の上空に大量に浮遊していると思われます。
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