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午後の曳航 新版 新潮文庫
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午後の曳航 新版 新潮文庫

三島由紀夫(著者)

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午後の曳航 新版 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2020/10/28
JAN 9784101050461

午後の曳航 新版

¥330

商品レビュー

4

35件のお客様レビュー

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2026/01/13

表現力が凄まじい… 面白くて勢いよく読んでしまったけど、繰り返して味わいたい。 少年の中二病的感性が、見事に表現されていて 覚えがある思考にむず痒くなったり、吹き出したりした。 同時に、私が、 鈍臭い平和な大人になってしまったとこに気付いたり、 まだそれに抗おうとする自分もい...

表現力が凄まじい… 面白くて勢いよく読んでしまったけど、繰り返して味わいたい。 少年の中二病的感性が、見事に表現されていて 覚えがある思考にむず痒くなったり、吹き出したりした。 同時に、私が、 鈍臭い平和な大人になってしまったとこに気付いたり、 まだそれに抗おうとする自分もいることに気付いたり… 読み進めるごとに、色々な感情が湧いてきて、とても楽しめた。 冒頭のまぐわいシーンがエロティックすぎて、ドキドキした。 そのドキドキ感が、覗き見る少年に重なって、一気に物語に引き込まれた。 ただ、ちん…の描写が、、 誇らしげに聳え立つつややかな仏塔、、?! さすがにおもろ過ぎる。 ラスト一文もcoolすぎて、ニヤニヤしてしまう。(最高です!!) 一体どれほどのドヤ顔で書いてたんやろか… と天下の三島由紀夫に思うなど…した

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2025/12/07

13歳の少年・登は、かつて英雄のように見えた船乗りの男が、母と再婚し、家庭に収まった途端に「つまらない父親」になってしまったと感じられ、絶望する。 父親になることで「男」でなくなり、ただの冴えない大人になるなんて、生きる意味があるのか、という問い。 役割ではなく、一人の人間と...

13歳の少年・登は、かつて英雄のように見えた船乗りの男が、母と再婚し、家庭に収まった途端に「つまらない父親」になってしまったと感じられ、絶望する。 父親になることで「男」でなくなり、ただの冴えない大人になるなんて、生きる意味があるのか、という問い。 役割ではなく、一人の人間としての気高さや艶やかさを失わずに生きることは、どのようにして可能なのだろうか。

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2025/10/26

ミドサー航海士のシニカルな人生観・結婚観には、精緻に言語化してくれて胸の空くような思いがした。そのシニシズムをどう乗り越えるかが人生のキモだと思うのだが、彼というか三島は、虚ろな行動を敢行することによってシニシズムを上塗りし、そこにヒロイズムを見出し陶酔している。 性質が悪くて、...

ミドサー航海士のシニカルな人生観・結婚観には、精緻に言語化してくれて胸の空くような思いがした。そのシニシズムをどう乗り越えるかが人生のキモだと思うのだが、彼というか三島は、虚ろな行動を敢行することによってシニシズムを上塗りし、そこにヒロイズムを見出し陶酔している。 性質が悪くて、こうなりたくはないのだが、漠たる不安を紛わす効果は否めないので、谷崎と逆ベクトルのポルノ性がある。 幕切れは悪い意味でモヤモヤする。どうせならいかに「曳航」がなされたかを書けばよかったものを、なぜそこで筆を止めてしまったのか。この締め方には小説の技巧は感じられず、ラストスパートでバテたという印象を受ける。 初めて読んだ三島作品が『豊穣の海』で、すっかり魅了され三島の小説を幾つか読んできたが、あんまりしっくりくるものがないな。

Posted by ブクログ