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愛の渇き 新版 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2020/10/28 |
JAN | 9784101050423 |
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愛の渇き 新版
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商品レビュー
4.1
18件のお客様レビュー
比較対象がいることで普通だと思ってたことが、満たされなく感じてしまう。 不幸スパイラルにはまるとその分の振り幅で幸せが欲しくなる。 ささやかな幸せでいいのにね。 この人、現代に生きてSNSでも見てたらもっと狂うと思う。
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三島の「小説」は初めて(初読は『薔薇と海賊』)。「忍耐」という表現しづらいものを、ここまで言語化することの凄さ。表現が的確ならどれだけ文章を書いても「装飾」とはならないんだ、という驚き。面白い。 この「忍耐」は本人によって選び取られた面も大きく、しかしてそれは(本人の中で勝...
三島の「小説」は初めて(初読は『薔薇と海賊』)。「忍耐」という表現しづらいものを、ここまで言語化することの凄さ。表現が的確ならどれだけ文章を書いても「装飾」とはならないんだ、という驚き。面白い。 この「忍耐」は本人によって選び取られた面も大きく、しかしてそれは(本人の中で勝手に)貸しとして登録される。これがパンクしてのちの破滅的な行動につながっていくんだからいい迷惑、とんだファミリークラッシャーである。 ただ、良人に遊び回られてそうせざるを得なくなったのには正直同情する(こう書くと、悦子特有の過剰防衛を喰らいそうだが)。 表現面では、逆説的というか、構造主義っぽいものが多かったように感じた。死の領域に現れる生、など。
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幸福を求めて実感を得るために自ら不幸になりに行く女性の話 音楽に登場した女主人公と同じ品格とヒステリック具合を感じた 無職で無能のインテリけんすけとそれを尊敬する千恵子。愛情に対しての固定観念を捨て、野性的に性欲、本能の赴くままに行動する、愛情に対しやや通俗からは欠落した解釈...
幸福を求めて実感を得るために自ら不幸になりに行く女性の話 音楽に登場した女主人公と同じ品格とヒステリック具合を感じた 無職で無能のインテリけんすけとそれを尊敬する千恵子。愛情に対しての固定観念を捨て、野性的に性欲、本能の赴くままに行動する、愛情に対しやや通俗からは欠落した解釈を持ってる三郎。 若くて田舎の女らしいぷっくりとした芋可愛さを持った、女によくある悲劇的な振る舞い、慰めを求めることからは少し離れている美代。 馬鹿な浅子とその娘の信子、と弟。 登場人物が個性豊かで全員田舎特有の性格をしており、面白かった。 自分の思う不幸を次々潰していった末、悦子は結局幸せになれたのかな
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