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災間の唄
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災間の唄

小田嶋隆(著者), 武田砂鉄(著者)

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災間の唄

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 サイゾー
発売年月日 2020/10/22
JAN 9784866251301

災間の唄

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商品レビュー

3.5

6件のお客様レビュー

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2024/07/28

 「災間」とは、繰り返す災害と災害の間を生きていること、この本は2011年東日本大震災と2020年コロナ禍の間の10年です。  この10年間に、コラムニストの小田嶋隆さんがツイートしたものを、武田砂鉄さんが選んで本にまとめられています。 本の構成は、 ・序文(武田砂鉄さん ) ...

 「災間」とは、繰り返す災害と災害の間を生きていること、この本は2011年東日本大震災と2020年コロナ禍の間の10年です。  この10年間に、コラムニストの小田嶋隆さんがツイートしたものを、武田砂鉄さんが選んで本にまとめられています。 本の構成は、 ・序文(武田砂鉄さん ) ・その年の主な出来事(見開き2ページ、35行) ・その年のツイートを解説(武田砂鉄さん) ・選ばれた小田嶋さんのツイート一年分 てな感じで、序文以外は10回繰り返します。  小田嶋さんの「あとがき」を読むと、 この本は「大傑作」だそうです。  コラムはふつう2000字くらい、ツイートは140字。だからわりと簡単に読めるのかなと思っていましたが、わたしにはなかなかキツかったです。  ソフトボールかと思って拾い上げようとしたら砲丸だった・・・みたいな。  小田嶋さんは「あとがき」で「10年間の間に、自分が最も時間を投入した作業は、一も二もなくツイッターだった」と書かれています。「それなりに苦労して140字以内にまとめている」だったみたいです。  そういうわけで、言葉の密度が高く、砲丸級にずっしりしてます。  その時々の話題についてのツイートを、そのときのフォロワーなどに向けて書くのは、ことばが次々と流れていくだけのように思っていました。  しかし、抽象度が高い文章であるためなのか、いつの世も同じようなことが繰り返されているためなのか、自分の事として、楽しく読めました。  小田嶋さんは、まあ、反権力です。  新聞やテレビの情報に隠されている意図や、みえにくくなっているところに「視点」を与えてもらいました。  その年の主な出来事10年分を読むと、思いだすことがたくさんあります。一覧をみていると政治がらみのことが実に多いもんだなと認識できました。  そう思って小田嶋さんのツイートを読みすすめて感じたのは、自分がどの程度政治的かを意識しつつも、もうちょっと政治的な話をすることも大切なことなんだな、ということですね。  全体としておもしろいんですけど、誰に向かって何を意図しているツイートか、わたしの実力ではよくわからなかったものもありました。なので「大傑作」を☆4にしてしまいました。天国の小田嶋さんごめんなさい。  最後にお気に入りをひとつ。 P114、「何言ってんだこいつ」と思う人間に突っ込まないでいるために能力の大半を投入しているので、仕事がすすみません。

Posted by ブクログ

2024/05/25

140文字、まとめ読みは大変ですね。各年の主な出来事は、「ああ、こんなことが」としみじみしたがグレー背景に文字も小さく読みにくい。某新聞コラムに取り上げられてたので読んでみた(当該コラムはポエム扱いでした)。時事情報や言葉の勉強にはなるが、読むのに頑張りが要ったのでこの評価です。

Posted by ブクログ

2023/02/11

本の構成上何に言及しているのか前後関係がわからないものも多いので、具体のツイートをあえて抽象化して受け取ることになるのだが、著者自身が芥川の『侏儒の言葉』になぞらえるだけの味わいはある。

Posted by ブクログ

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