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焼餃子
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2020/10/21 |
JAN | 9784575243376 |
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焼餃子
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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
シンプルながらインパクト大なタイトルと表紙絵。 小説じゃなくて実は餃子に関するエッセイなのかとページをめくると、主人公がいきなり漂流している。(しかも瀕死の状態) 初っ端からの怒涛の展開に「一体我々はどこに連れてかれるんや?」と波よりも不安が押し寄せた。 「究極の餃子」を求めて...
シンプルながらインパクト大なタイトルと表紙絵。 小説じゃなくて実は餃子に関するエッセイなのかとページをめくると、主人公がいきなり漂流している。(しかも瀕死の状態) 初っ端からの怒涛の展開に「一体我々はどこに連れてかれるんや?」と波よりも不安が押し寄せた。 「究極の餃子」を求めて主人公が大陸を渡る話はさながら冒険活劇。後に周囲の人間も隊列に加わるその旅路は本書でも「餃子遠征」と呼ばれることになるが、その前から勝手に「ギョーザ・クエスト」と呼んでいた笑 第一部では戦時中のため多少の緊迫感はあれど、悲壮感はさほど見えなかった。登場人物も漫画から飛び出してきたみたいにコミカルな話し方をする。(九鬼軍曹なんか、最初は銭形警部にしか見えなかった笑) 第二部になるとあの和気藹々とした空気は一気になりを潜め、本書はシリアス路線だったのか?とまたもや不安が押し寄せる。 終章の後日(年?)談はもーちょい味付けが欲しかったけど、本を閉じた時ここまで胸が熱くなっているとは思いもしなかった。 「料理に国境はない」 お腹が空けば気が立ってしまうけど、美味しい料理を口にしたらその気も和らぐ。出会った人達が手を貸してくれたのも、本当はみんな戦局じゃなくて美味しい料理に希望を見出したかったのかも。だってあの帝国軍人の鑑みたいな九鬼軍曹でさえそれを認めたのだから。 また、多様な人々を巻き込んでクエストしていくのも「国境のなさ」をよく物語っていた。胸が熱くなったのは、国境どころか日本人同士の垣根も取り払ってくれたところにもある。 「手を動かせば、邪念は引っ込んでいく」 もう一つ注目したい点は、自分が心から夢中になれるものに出会えているかどうか。自己啓発の意味ではなく死んだ心が生き生きし出すような物・事に出会えているかを自問したが、自答できなかった。 主人公をここまで導いた「餃子の女神」について当初は「最後まで明かされなかった」と思い込んでいたが、本当は「最後まで理解できていなかった」の間違いだったのでは…? 戦時中は戦争、戦後は金儲けと世間が夢中になる中で主人公はひたすら「究極の餃子」を追い求め、きっとそれは終章の時点でも続いていたに違いない。
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餃子が大好物なわたしにとって、 新刊コーナーに並んでたこの本を 無視することはできませんでした。 装丁のインパクトがありすぎる。 おすすめな人 ①物語が長いのが苦じゃない人 ②餃子が好きな人 ③せっかちでない人 最後の結末には、ぞわっときました!! 涙もうるっときました。 ...
餃子が大好物なわたしにとって、 新刊コーナーに並んでたこの本を 無視することはできませんでした。 装丁のインパクトがありすぎる。 おすすめな人 ①物語が長いのが苦じゃない人 ②餃子が好きな人 ③せっかちでない人 最後の結末には、ぞわっときました!! 涙もうるっときました。 クスッと笑えるところが度々あり エンタメ系の小説ではあるけど、 この物語の登場人物はみんな、 餃子に突き動かされています。 そして、食に正解はないし、人生にも正解はない 的なことを教えてくれた小説です。 すごい面白かったです。
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装丁に惹かれて読みました。 何十年にも渡る長い話であったが、「寡黙な男が餃子にだけ興味を示して、それに半端じゃない熱力を注ぐ」という思わずクスッとしてしまうテーマが背景にあるため、真剣な場面でもどこか軽快さが感じられて面白かった。喜劇を観てるみたいだった。 ほっんとうに、長かっ...
装丁に惹かれて読みました。 何十年にも渡る長い話であったが、「寡黙な男が餃子にだけ興味を示して、それに半端じゃない熱力を注ぐ」という思わずクスッとしてしまうテーマが背景にあるため、真剣な場面でもどこか軽快さが感じられて面白かった。喜劇を観てるみたいだった。 ほっんとうに、長かった。 少し話は逸れるが、確かに「餃子」や「スパイスカレー」には極めたくなる謎の魅力があるのめっちゃ分かる。
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