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星野智幸(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2020/10/20
JAN 9784120053481

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¥220

商品レビュー

3.3

39件のお客様レビュー

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2024/07/15

この著者の作品を読むのは初めてらしい。何かで勧められていて読みたい本リストに入っていた本。 これは家族の再生の物語。長い時間がたつうち、大黒柱だった(?)父も亡くなってそれぞれが別々に暮らしている母・秋代と息子2人と娘1人。妙に潔癖な長男・優志、だらしない次男・春好、シングルマザ...

この著者の作品を読むのは初めてらしい。何かで勧められていて読みたい本リストに入っていた本。 これは家族の再生の物語。長い時間がたつうち、大黒柱だった(?)父も亡くなってそれぞれが別々に暮らしている母・秋代と息子2人と娘1人。妙に潔癖な長男・優志、だらしない次男・春好、シングルマザーの娘・巴。優志の妻・梨花、春好の妻・月美も絡んでくるし、家族の再生をたくらんだ未彩人と夕海なんて人たちも出てくる。家族の再生の物語といってもいわゆる美しい感じじゃなくて、ちょっと滑稽で面白い。読売新聞の連載小説だったらしいけど、それもちょっと驚いた。 この物語のツボは、いろんな人たちが一緒に暮らしたり過ごしたり思いを出し合ったりすることで、血のつながりのある家族のなかで凝り固まっていた毒が浄化されていくところだと思う。こういう血のつながりによらない家族みたいなお話は非常に自分好みなのだ。しかも、梨花は在日コリアン3世だし、巴の娘・紗良はプエルトリカンとの間にできた子。巴はニューヨークで長らく暮らしていて紗良を産んだんだけど、紗良の父にあたる男はしょうもない無責任男で、その代わりといっては何だけどその妹と助け合って暮らしていたとか。ここにも血のつながりによらない家族がいる。 もう一つのこれはさらに個人的なツボだけど、男として生きることに違和感があるという自覚がある優志の自己分析的な独白にとてもシンパシーを感じた。こういうことを書ける星野智幸さんってどんな人なんだろう。

Posted by ブクログ

2024/01/21

話がややこしいので、登場人物の相関図を書きつつ読んだ。 結局、こじれた家族モンダイを家族だけで解決するのは難しいってことかしらね。 親戚だってムリかも。 それは私自身が実感しているし。 だまされたと思って、全く違う視点の他人のを介在させるのも手かも。 解決したい気持ちがあれば、の...

話がややこしいので、登場人物の相関図を書きつつ読んだ。 結局、こじれた家族モンダイを家族だけで解決するのは難しいってことかしらね。 親戚だってムリかも。 それは私自身が実感しているし。 だまされたと思って、全く違う視点の他人のを介在させるのも手かも。 解決したい気持ちがあれば、の話だけど。

Posted by ブクログ

2024/01/02

登場人物がびっくりするほど多いわけではないけど、それぞれの言い分(話?)が長すぎて、ちょっぴり斜め読みをしてしまったところもあることを認めます(すみません)。 現実には、難しいことだと思いますが、この小説のように、開かれた扉があって、必要とされる人を招いて幸せな生活が送られるとど...

登場人物がびっくりするほど多いわけではないけど、それぞれの言い分(話?)が長すぎて、ちょっぴり斜め読みをしてしまったところもあることを認めます(すみません)。 現実には、難しいことだと思いますが、この小説のように、開かれた扉があって、必要とされる人を招いて幸せな生活が送られるとどんなに素敵なことでしょう‼️

Posted by ブクログ

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