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寿町のひとびと
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2020/10/20 |
JAN | 9784023319134 |
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商品レビュー
4.2
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
<目次> 序章 文庫版のための新話(寿町のニューウェイブ) 第1章 ネリカン 第2章 ヘブン・セブンティーン 第3章 愚行権 第4章 キマ語 第5章 沖縄幻想 第6章 帳場さん二題 第7章 さなぎ達 第8章 刑事 第9章 寿共同保育 第10章 山多屋酒店 第11章 寿生活館 第12章 人間の謎 第13章 白いズック靴 第14章 お前は何者か <内容> 初刊は2020年。朝日新聞社出版の「一冊の本」連載の記事をまとめたもの。文庫化に際し、序章を加えた。横浜・寿町は、自分の営業時代に、先輩から「あそこの町には車で行くな!当たり屋にやられるぞ!」と脅された街。事実、その周辺の街でたかられたこともある。自分のような一般の人間からすると、異様な街であり、異臭のする近づきたくない街なのだが、様々な事情でこの街に集ったもの達と、それを助けるべく集まったもの達には、それぞれ様々な人生がある。答えのない日々を、人間がもだえ苦しみながら、でもそれがよいことなのかもしれない。全うに生きているはずの自分たちの方が、かえって異常なのかもしれない。
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自分の地元の特殊な町の様子を描いた本、知っている町をもうちょっと知れるかな…程度で買ったのですが、私は何も知らなかった。 通った事もあるし見た事もある建物や商店。 しかし、それは通っただけだし見ただけだと気付かされた。 登場する苦しい生活を強いられている人達に、私はやはり偏見を持...
自分の地元の特殊な町の様子を描いた本、知っている町をもうちょっと知れるかな…程度で買ったのですが、私は何も知らなかった。 通った事もあるし見た事もある建物や商店。 しかし、それは通っただけだし見ただけだと気付かされた。 登場する苦しい生活を強いられている人達に、私はやはり偏見を持っている。 この本を読み終えた今、180°とは言わないが、真実90°くらいは見方が変わったと思う。 自分はこういう状況には絶対になりたくないから必死に生きようとか、そういう考えを持つ事でも、立派な理解なのだと思える。 真の無関心こそが悪と思う。 自分に出来る事を見付ける事が、ひいては自分の為にいつだって成る。
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寿町には行ったことがあるし、その成り立ちや最近の様子も少しは知っているつもりだった。 そこにどんな歴史があったのか全然わかっていなかったくせに。
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