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ママナラナイ

井上荒野(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2020/10/14
JAN 9784396635961

ママナラナイ

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商品レビュー

3.3

24件のお客様レビュー

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2023/12/03

さまざまな年代の、老若男女の身体に訪れる変化とそれに伴う精神的なゆらぎをテーマにした短編集。女性であるわたしには経験し得ない男性的経験の章も、自分ごとのように感じられるくらい繊細な表現には感服。しかし、特に得られるものはなし。

Posted by ブクログ

2023/10/30

井上荒野2冊目。思い通りにならないママ(母)達の短編集かと勝手に思い込み、読み始めたが全然違った。それでも、どれもドラマ化されそうなお話ばかりだった。

Posted by ブクログ

2023/09/06

私の母親は私以上に読書の虫で、昔は小説家になることが夢だったらしい。でもある時期に井上荒野さんの作品をいくつか読んで圧倒されて何かを悟り、その夢を手放したらしい。 初潮を迎えた小学生、突然EDになったサラリーマン、更年期障害を甘くみていた主婦、加齢による肌に揺らぎを指摘された女...

私の母親は私以上に読書の虫で、昔は小説家になることが夢だったらしい。でもある時期に井上荒野さんの作品をいくつか読んで圧倒されて何かを悟り、その夢を手放したらしい。 初潮を迎えた小学生、突然EDになったサラリーマン、更年期障害を甘くみていた主婦、加齢による肌に揺らぎを指摘された女性会社員。自分の身体に起こる防ぎようのない変化とそこからくる動揺、不安、そして受容をテーマに据えた短編集。 本を読むことの大きな目的の一つは、心を揺さぶられる体験をすること。読み終わったとき、その揺れた心の赴くまま自由に思考を巡らせ、記憶を呼び起こし、実体験を重ね合わせ、さらに深い思考の渦に沈んでいく。渦を満喫して這い上がってきたとき、自分を取り囲んでいた景色ががらっと変わったような気持ちがしたり、直前まで思い悩んでいたことがものすごく些細で取るに足らないことだったと感じられるようになったり、すぐまた新しい本を借りに行きたい気分を覚えたりしたら、私にとってその読書体験が大成功を収めたいうことになる。 今までの経験上、短編集でその体験をすることは難しい。登場人物の性格を熟知して感情移入したり、物語が書かれるに至った大元のテーマを推測したりといった、一つ一つのストーリーへ没頭するのに不可欠なプロセスを経る前に、たいていの物語は終わってしまう。短い移動時間や病院の待ち時間にパッと読めてよかった、くらいの感想で終わってしまう場合もよくある。 井上荒野さんの短編は、しかし、一つ一つの物語の完成度が圧倒的。こんな短い分量なのに、登場人物たちの性格は際立ち、彼らの逡巡と決断は読者の共感をさらい、切り抜かれた「現在」以外の彼らの人生に読者はひっそりと思いを馳せる。自分にもそんなことあったなぁ。きっと明日は我が身だなぁ。アホだなぁ、でもわかるなぁ。老若男女、多種多様な人々の生活を絶妙なタイミングと枠組みで切り取って、根気強くフォーカスして、腰を据えて細部まで丁寧に掬いあげて、起承転結をしっかりつけて、一つの物語に仕上げる。自分にはできない。だから井上荒野さんの短編には心が動く。

Posted by ブクログ

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