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手の倫理 講談社選書メチエ735
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/10/09 |
JAN | 9784065213537 |
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手の倫理
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商品レビュー
4.1
53件のお客様レビュー
「ふれる」の極地にあえて「さわる」がある。価値転倒。 正直まだまだ概念区分が大雑把で甘いな、と思うところもあったが、倫理とは何かということを考えるにあたっては良書であろう。 道徳法則とは質の異なるものでその場その場で向き合うしかないという原則を前提としつつ、触覚が道徳を揺さぶる力...
「ふれる」の極地にあえて「さわる」がある。価値転倒。 正直まだまだ概念区分が大雑把で甘いな、と思うところもあったが、倫理とは何かということを考えるにあたっては良書であろう。 道徳法則とは質の異なるものでその場その場で向き合うしかないという原則を前提としつつ、触覚が道徳を揺さぶる力を持つことを手がかりに、倫理というものが「人と人との違いという意味での多様性よりも、自分の中にある異質なものとの出会いである」という主張にはすごく納得させられた。現在の哲学はやはり健康的すぎるとも思う。
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触覚をみくびっていた自分に気付かされた 思い返せば印象強い記憶って触覚と共に残されている 普段、人の体に触れさせていただく数少ない職種であるからこそ、触覚についてより意識をしていきたいなと感じた
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NHK Eテレ 『理想的本箱』で紹介。 「日本語には触覚に関する2つの動詞があります。 ①さわる②ふれる 英語にすると どちらも「 touch」ですが、それぞれ 微妙に ニュアンスが異なっています。 傷口に「さわる」というと、なんだか痛そうな感じがします。 さわってほしくなくて...
NHK Eテレ 『理想的本箱』で紹介。 「日本語には触覚に関する2つの動詞があります。 ①さわる②ふれる 英語にすると どちらも「 touch」ですが、それぞれ 微妙に ニュアンスが異なっています。 傷口に「さわる」というと、なんだか痛そうな感じがします。 さわってほしくなくて、思わず 患部を引っ込めたくなる。 では「ふれる」だとどうでしょうか。 傷口に「ふれる」というと、 状態をみたり 、薬をつけたり、さすったり、そっと手当をしてもらえそうなイメージを持ちます‥」 こんな、書き出しで始まります。何やら興味を持ちませんか? 「ふれる/さわる」「ふれられる/さわられる」とはどういうことなのか?触覚ってなんなのか? 著者自身が、体験し、 勉強会に参加し、インタビューし、様々な資料から考察し、 研究し、とても丁寧に親身になって読者に伝えようとします。著者のご性格なのか 読者に対して とても 敬意を払っているような印象を受けます。 そこに好感を持ちました。 最終章では今までの議論を一旦 ひっくり返します。触覚は倫理を語れるほど「いい奴」なのか?と。触覚の不埒さにも焦点を当てています。 一度読んだだけでは全てを理解することはできませんが、 ニュアンスは伝わってきます。 「手の倫理は、接触を通して相手の体を生きさせることと密接な関係があり」不道徳な「不埒さ」をも伴う。だから、他者と手で関わる時は、一方的 、暴力的、伝達的ではない関わり方をしたいし、してもらいたいと痛感しました。
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