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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川文化振興財団/KADOKAWA |
発売年月日 | 2020/10/02 |
JAN | 9784048843812 |
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俵万智さんの第六歌集。 2013年から2020年までの歌。 五年暮らした石垣島から息子さんが中学生になるタイミングで宮崎へ移られたようだ。 子育てを通して、社会のありようへの関心を詠んだ歌が多い印象。コロナ禍での暮らしについても詠まれている。 あとがきに「短歌は、日々の心の揺れ...
俵万智さんの第六歌集。 2013年から2020年までの歌。 五年暮らした石垣島から息子さんが中学生になるタイミングで宮崎へ移られたようだ。 子育てを通して、社会のありようへの関心を詠んだ歌が多い印象。コロナ禍での暮らしについても詠まれている。 あとがきに「短歌は、日々の心の揺れから生まれる」「歌を詠むとは、日常を丁寧に生きること」とあるが、ほんとにその通りだなぁと思う。 私も俵万智さんのように、小さなことも、心の揺れを見逃さないで生きていきたいなぁ。 以下、心に残った歌を。 ○釣る泳ぐ登る飛びこむ がじゅまるの木陰の子らの動詞豊かに ○早起きのできない理由「面白い夢が最近多すぎるから」 ○シンプルなレシピだからこそ大切に手順重ねてゆく仲直り ○空欄はゼロではなくて無限だよ やりたい仕事なりたい自分 ○制服は未来サイズ入学のどの子もどの子も未来着ている ○好きすぎてどこが好きかはわからない付箋だらけの歌集のように ○わたくしを輪切りにすれば年輪の真ん中にいるはずのおさなご ○クッキーのように焼かれている心みんな「いいね」に型抜きされて ○プレッシャーと闘う心 AIの持てないものの一つと思う ○生きながら死につつもある人間は勝ちながら負け、負けながら勝つ
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10280113
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俵万智さんの歌集ですね。 2013年から2020年まで。足かけ八年の第六歌集です。四百十八首をえらばれています。 「この間の個人史で一番大きかったのは、住まいを移したことだ。まる五年を暮らした石垣島から、縁あって宮崎へ。息子が中学生になるタイミングだった。おおむねⅡが石垣島、Ⅲ...
俵万智さんの歌集ですね。 2013年から2020年まで。足かけ八年の第六歌集です。四百十八首をえらばれています。 「この間の個人史で一番大きかったのは、住まいを移したことだ。まる五年を暮らした石垣島から、縁あって宮崎へ。息子が中学生になるタイミングだった。おおむねⅡが石垣島、Ⅲが宮崎での歌となる。」とあとがきに綴られています。 Ⅰ 2020年 手伝ってくれる息子がいることの 幸せ包む餃子の時間 寄せ植えにペチュニア追加してやれば 転校生のようなおすまし 夏らしいことしてみたき夏が来て カフェフラペチーノ丁寧に飲む Ⅱ 2013年~2016年 子育ては子ども時代をもう一度 味わうものと思う朝顔 子のために選ぶ地球儀おおきくて まるくて確かなものとしてある 東京に雪降る午後をこの島は タンポポの綿毛空にまきおり 釣る泳ぐ登る飛びこむ がじゅまるの木陰の子らの動詞豊かに ヘルメット、ウェットスーツ渡されて 子が行くならば母も行くなり 畑よりくっきり虹が生えている 根本を掘りにいこうか Ⅲ 2016年~2019年 子のために切りあげることなくなって 一本の紐のような一日 子の髪に焚火の匂い新調の ダウンジャケット焦がして戻る 歳月は沈黙の川 君といた日々たぐりよせ、さかのぼりゆく 好きすぎてどこが好きかはわからない 付箋だらけの歌集のように 電話なき電話ボックスに花あふれ おしゃべりしているおしゃれしている ふるさとの母と話せば里芋の 味少し濃い時間の流れ 美しい水あれたか繁りゆく 子の言の葉のクレソンの味 ポストまで朝の散歩をしておれば カバン持つ人みな急ぎ足 「短歌は、日記よりも手紙に似ている。読んでくれる人の心に届くことを願って、いま、そっと封をします。」 俵万智さんの、想いを封じ込めた歌集は、封を開くと、元気な共に生きる喜びにあふれていますね。
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