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誓願
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誓願

マーガレット・アトウッド(著者), 鴻巣友季子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2020/10/01
JAN 9784152099709

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商品レビュー

4.5

35件のお客様レビュー

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2024/09/12

「誓願」(マーガレット・アトウッド : 鴻巣友季子 訳)を読んだ。 
(テーマがテーマだけに面白いという言葉を使うことに躊躇うけれど)これは面白い! 
三人の視点で交互に語られていく物語がやがて絡まり合ったその先あるのは救済なのかあるいはさらなる悪夢なのか。 
とことん女性を蔑ろ...

「誓願」(マーガレット・アトウッド : 鴻巣友季子 訳)を読んだ。 
(テーマがテーマだけに面白いという言葉を使うことに躊躇うけれど)これは面白い! 
三人の視点で交互に語られていく物語がやがて絡まり合ったその先あるのは救済なのかあるいはさらなる悪夢なのか。 
とことん女性を蔑ろにするディストピア国家『ギレアデ共和国』のおぞましい秘密が明かされていく。
 はじめはジョン・ル・カレのスパイ小説のように複雑に絡み合った糸を辿る感じのしんどい物語かと思ったが、リーダビリティの巧みさで長さを感じさせないスピード感がありガシガシ読める。 
《こんなのあくまで小説の世界だから》なんて思っている脳天気な人はまさか居やしないとは思うけれど、絶えず警戒の目を権力の中枢に向けなければいけないと警鐘を鳴らす物語。 
だな。

Posted by ブクログ

2024/06/24

前作ではギレアデの「侍女」だけであったが今作はギレアデ最高カストの「小母」と教育機関が出る。 あと「外国」が出る。 ギレアデはアメリカの崩壊後に出来た國で、まともなカナダはそことのいろいろに辟易してをる。 「ディストピアとしてのアメリカとそこよりましなカナダ」てふお約束が出来る頃...

前作ではギレアデの「侍女」だけであったが今作はギレアデ最高カストの「小母」と教育機関が出る。 あと「外国」が出る。 ギレアデはアメリカの崩壊後に出来た國で、まともなカナダはそことのいろいろに辟易してをる。 「ディストピアとしてのアメリカとそこよりましなカナダ」てふお約束が出来る頃に前作が出て、その続編。 カルト教団がクーデタ興して「理想郷」建設して以来の、その悲劇を経験し「うんこの中から這ひ上がった」くそばばあが、一応切り盛りするのと、何かするのが出る。 「証人の供述369Bの書き起こし」から読んだが、ここの語り手は他とくっついてた。 創世記では、ラケル、姉レアと奴隷の次にヤコブとの間に子供作ってるけど。

Posted by ブクログ

2024/04/07

気になっていたドラマの原作という事で読み始めた。最初はよく分からなかったけど、設定が結構面白い。他にも女性をテーマにした本を出しているらしいので、読んでみようと思う。 続編だからか、男性や平民の描写が少ないので、何とも言えない分からなさがあった。しかし、妻候補の不安は当たり前の感...

気になっていたドラマの原作という事で読み始めた。最初はよく分からなかったけど、設定が結構面白い。他にも女性をテーマにした本を出しているらしいので、読んでみようと思う。 続編だからか、男性や平民の描写が少ないので、何とも言えない分からなさがあった。しかし、妻候補の不安は当たり前の感情だし、シュナマイトの純粋さは怖いと思った。 また、アグネスのギレアデを思う気持ちは、とても尊いものだと思った。

Posted by ブクログ

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