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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2020/09/30 |
| JAN | 9784000614405 |
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商品レビュー
3.8
180件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
図書館にて。 怖すぎる。 今の日本の現実から先に透けて見えるようだ。 桐野夏生をして「書かなくてはならない仕事」と言わしめる小説。 小説家が軟禁され自由を奪われ酷い目に遭い、身体や命の危機に晒されるだけでも十分怖い。 それより一番怖かったのは、正当に評価されての蹂躙じゃない(変な日本語だが)、ただただ理不尽に痛めつけられるために幽閉されていること。 国としての事業のようだが軟禁している側に知性は感じられず、思惑通りのものを書かせたい目的があるはずなのにその文章を見極める目を持つ人が読んでいるとは思えない。 小説家という有名人を支配下に置き、理不尽な命令をして肉体的にも精神的にも痛めつけ、屈服させるのが目的になっているようで、まさに地獄であった。 これが言論の自由を奪われた先の未来に、それに抗った人に起きることなのだろうか? 近い未来にありそうで怖い。 人間は簡単に残酷になれる生き物だということは残念ながらわかっているので… ラストのあれはどういうこと? 助けるふりして飛び降りさせたということ? 自殺をさせたいというくたりがあったけれど、監禁していたのを救い出して一度希望を見せておいて、結局は崖に向かわせる意味がちょっとよくわからなかった。 誰か教えて欲しい。
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表現の自由を制限され、更生施設に収容された作家を描いたディストピア小説。 誰も信用できない、人権もない、ルールすら相手次第で曲げられる状況に追い込まれていくマッツが、最後にどんな決断を下すのか気になってページをめくる手が止まらなかった。 「性差別、人種差別を規制する」と言うと...
表現の自由を制限され、更生施設に収容された作家を描いたディストピア小説。 誰も信用できない、人権もない、ルールすら相手次第で曲げられる状況に追い込まれていくマッツが、最後にどんな決断を下すのか気になってページをめくる手が止まらなかった。 「性差別、人種差別を規制する」と言うと聞こえはいいけれど、世の中に確かに存在しているものを表現する自由が奪われることが正しいとは私には思えない。 時代や場所によって異なっていても世の中には「正しい価値観」というものが確かに存在している。 その価値観から大きく逸脱してしまった場合、更生施設に軟禁されたマッツのように息苦しく、「死んだほうがマシだ」と思うような状況になるのだろうか。 この作品はフィクションだけれど、”世の中のため”であったり”正義”という大義を名目として人権が侵害される状況は現実にも起こっている。 良い意味で重い、後味が悪すぎる作品だった。
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危険思想を持つと提訴され出頭したマッツさんが療養所と称した監獄めいた施設に収容されてしまう、お話。 国による思想統制、ヘイトスピーチや反社、何をもって良い思想か悪い思想かを判別するのか、後半更に厳しい収監状態へと進み、最終的な結末を迎える。 凄まじ。 一癖も二癖もある登場人...
危険思想を持つと提訴され出頭したマッツさんが療養所と称した監獄めいた施設に収容されてしまう、お話。 国による思想統制、ヘイトスピーチや反社、何をもって良い思想か悪い思想かを判別するのか、後半更に厳しい収監状態へと進み、最終的な結末を迎える。 凄まじ。 一癖も二癖もある登場人物、療養所内での攻防、誰が味方で誰が敵であるかの疑心暗鬼、収容されるにはそれなりの理由があったりして、結末が気になって、一気読みしてしまった。
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