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自転しながら公転する
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2020/09/28 |
| JAN | 9784103080121 |

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商品レビュー
4.1
910件のお客様レビュー
東京での大好きなアパレルブランドの仕事を辞めて実家の茨城県に戻り、アウトレットモールで制服と自身が揶揄するアパレルで働きながら、親の介護、将来を共にしていいか悩む恋人、自分とは違う生活を送る友達への憧れが描かれ、32才の女性が抱える将来への不安、自分でどうにかできそうでどうにもで...
東京での大好きなアパレルブランドの仕事を辞めて実家の茨城県に戻り、アウトレットモールで制服と自身が揶揄するアパレルで働きながら、親の介護、将来を共にしていいか悩む恋人、自分とは違う生活を送る友達への憧れが描かれ、32才の女性が抱える将来への不安、自分でどうにかできそうでどうにもできない焦燥感がリアルに伝わってきた。 自分自身のもがきが自転、でもそれは恋人や親や友達、職場など関わる人達がいるからこそ生まれるもので、それが公転なら、公転がないなら自転もないのかもしれない。 自転しながら公転するという作品名がまさしくこの小説の内容そのもので、ああ、今自転しているな、公転しているな、と噛み締めながら読み進められるのもよい。 主人公の都だけでなく、貫一や母桃枝の自転公転も感じられる。 プロローグとエピローグの仕掛けも面白かった。 読み終わった後にプロローグを再読すると、確かに色々繋がるなというところと、そんな考え方だっけ?自転公転した?本質はなかなか変わらなかったということ?と思う部分とがある。 私はこの作品の前情報を持たずにプロローグから読み始め、最後にまたプロローグを読み返してみて、この本の深みが増したように思う。
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エモ系の恋愛小説かと思っていたけれど、 実際に読んでみたら 恋愛や結婚だけでなく、仕事での悩みや 介護、家族関係の難しさが描かれていて 夢中で読んでしまった。 人より少し胸が大きいせいで苦労する都の気持ちもわかる。 貴一の友人である、アパレル店員の眼鏡の男性は都にわざわざ暴力的...
エモ系の恋愛小説かと思っていたけれど、 実際に読んでみたら 恋愛や結婚だけでなく、仕事での悩みや 介護、家族関係の難しさが描かれていて 夢中で読んでしまった。 人より少し胸が大きいせいで苦労する都の気持ちもわかる。 貴一の友人である、アパレル店員の眼鏡の男性は都にわざわざ暴力的な言葉を浴びせて、何がしたかったのか。 プロローグは、ベトナムでの挙式の様子から描かれる。 いったい誰の結婚式で、誰が誰と結婚するのか。 物語を読み進めながら、プロローグの場面が思い出されてハラハラした。 ずっと丁寧に描かれていた人間関係も、最終的には「なるようになりました」という感じで少し物足りなさはあった。
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自分が20代の頃に感じてた漠然とした不安をそのまま言葉にしてくれてて、あの時の自分への解像度が高まった。あの時のあのモヤモヤの正体はこれやったんか!って感動した。 運命なんてないって頭ではわかってるのに 目の前の相手が運命の相手かどうかに悩んだり。 悩んで悩んで悩んだら急に視...
自分が20代の頃に感じてた漠然とした不安をそのまま言葉にしてくれてて、あの時の自分への解像度が高まった。あの時のあのモヤモヤの正体はこれやったんか!って感動した。 運命なんてないって頭ではわかってるのに 目の前の相手が運命の相手かどうかに悩んだり。 悩んで悩んで悩んだら急に視界が開けて「なんでこんなことで悩んでたんや?」ってくらい軽快に一歩踏み出せたり。 あぁ、人ってこうやって悩みながら進んでくんやと思った。 生まれてから死ぬまでの道があるとしたら、 それはまっすぐじゃなくて、 ぐるぐるくねくねしてる。 本の中に、「運命がないなら正解も間違いもない」ってセリフが出てきてて、まさにその通りやと思った。 全員に当てはまる幸せなんてものはないんやから 世間一般の「幸せ」から外れたって問題はないし、 常に幸せでいないとって幸せに縛られる必要もない。 幸せやと思ったり不幸やと思ったりしながら生きてていい。そう思わせてくれる本やった。
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