1,800円以上の注文で送料無料

小説集 吉原の面影 中公文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

小説集 吉原の面影 中公文庫

アンソロジー(著者), 永井荷風(著者), 樋口一葉(著者), 泉鏡花(著者), 広津柳浪(著者)

追加する に追加する

小説集 吉原の面影 中公文庫

定価 ¥990

440 定価より550円(55%)おトク

獲得ポイント4P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2020/09/24
JAN 9784122069367

小説集 吉原の面影

¥440

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2021/07/13

あなた、私の心が見えましょう 鏡花目的で購入したけれど、この編集考えた人天才。永井荷風の随筆と、そこで紹介された3作品を収録している。 でもやっぱり鏡花が最高。 同じテーマでも圧倒的に美しく、優しく、悲しくて幻想的。 江戸っ子言葉も読んでいてたのしい。 たけくらべは川上未映子...

あなた、私の心が見えましょう 鏡花目的で購入したけれど、この編集考えた人天才。永井荷風の随筆と、そこで紹介された3作品を収録している。 でもやっぱり鏡花が最高。 同じテーマでも圧倒的に美しく、優しく、悲しくて幻想的。 江戸っ子言葉も読んでいてたのしい。 たけくらべは川上未映子の新訳がでているからそちらで読む予定。昔一回読んだけどあんまり記憶にない。 あと、雅文が読めないのです。 広津柳浪は会話が軽快でとても読みやすかった。 この辺りは田んぼだったとか、今は残っていないお稲荷様とか、昔の浅草を想像して読むのがとても楽しかった。今はもうほとんど面影はないけど、土地勘ある人にはぜひ、みんなにすすめたい。

Posted by ブクログ

2021/07/05

単純に4名の文豪の吉原をテーマの作品を揃えただけかと思いきや、これはこの文庫を企画編集された人のアイディアが面白い。 まず最初に荷風の「里の今昔」という随筆を持ってきて、その中で江戸の情緒が残る明治期の吉原の思い出を語らせます。 そしてその随筆内で荷風が推す「当時の吉原が上手く作...

単純に4名の文豪の吉原をテーマの作品を揃えただけかと思いきや、これはこの文庫を企画編集された人のアイディアが面白い。 まず最初に荷風の「里の今昔」という随筆を持ってきて、その中で江戸の情緒が残る明治期の吉原の思い出を語らせます。 そしてその随筆内で荷風が推す「当時の吉原が上手く作品に描かれている」として、樋口一葉の「たけくらべ」、広津柳浪「今戸心中」、泉鏡花「註文帳」の3作品を挙げており、それを続けて掲載した一冊という体裁になっています。 ですので、読み方によっては「永井荷風セレクト吉原アンソロジー」って感じで楽しめる仕上がりです。 巻末解説(川本さん)に詳しく述べられていますが、3作品それぞれ視点の置き所が違いつつ、それぞれその作家らしい作品でどれも面白かった。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品