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竹中平蔵 市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像 講談社文庫
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竹中平蔵 市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像 講談社文庫

佐々木実(著者)

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竹中平蔵 市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2020/09/15
JAN 9784065210901

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商品レビュー

4.1

18件のお客様レビュー

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2024/08/16

小泉内閣で大臣を務め、現在でもその言動が話題になる竹中平蔵。格差社会の「元兇」として、ネット上ではもっぱら批判の対象として語られるが、その実像はいったいどうだったのか、以前から気になっていたため、受賞するなど評価が高い本作を読んでみた。読んでみて印象に残ったエピソードはいくつかあ...

小泉内閣で大臣を務め、現在でもその言動が話題になる竹中平蔵。格差社会の「元兇」として、ネット上ではもっぱら批判の対象として語られるが、その実像はいったいどうだったのか、以前から気になっていたため、受賞するなど評価が高い本作を読んでみた。読んでみて印象に残ったエピソードはいくつかあるが、ここでは以下の3点について取り上げたい。ひとつめは、竹中がまだ表舞台に登場する前の1984年のこと。処女作を上梓するのだが、なんとそれはじっさいは共同研究だったものを、共同研究者に無断で個人の研究成果として発表してしまったというのである。竹中はのちに国会やメディアの場でときに独善的ともいえるような主張をしばしば展開するようになるが、その萌芽が垣間見られる、といってしまっては穿ちすぎだろうか。ふたつめは、森政権末期、演説原稿を手がけるなど森政権にブレインとして深く取り入る傍ら、同時期に当時の民主党にも接触していたというエピソード。わたしは竹中平蔵という人物を自民党政治を体現するような存在として認識していたため、民主党と関わりがあったということ自体単純に驚きであったが、それ以上に与野党双方のブレインとして振る舞うこの節操のなさには驚くというよりも呆れるばかりである。これもまた人間性、考えの本質がわかるエピソードのひとつである。また、本作では大臣時代の業績として、いわゆる「竹中プラン」と呼ばれた「金融再生プログラム」、そして「郵政民営化」についてそれぞれ1章ずつを割いて詳しく言及されているが、わたしが印象的だった3つめのエピソードは、後者について、じつは竹中本人は郵政民営化を当時行う必要はないと考えていたこと。郵政民営化は小泉政権の「構造改革」を象徴する金看板であり、担当大臣を務めた竹中も当然重要視していると思っていたが、肚のうちでは違っていて、ジャーナリストの田原総一朗に、必要性がないので困っていると明かしている。もちろん政治家たるもの、ときには自分のポリシーとは異なる政策課題に取り組まなければならないこともあるだろうから、このこと自体は取り立てて特異なエピソードではないかもしれない。しかし、メディアであそこまで熱弁を振るっていた竹中の姿とのギャップを考えると、やはりたんに「個人的な思想とは相容れない政策に取り組んだ」以上のものを感じざるをえないのである。これも竹中平蔵という人物を理解するうえで重要であろう。このようにさまざまなエピソードが登場してとても興味深く読めたのだが、ただ作品に対する不満として、安倍政権以降の実績がほとんど描かれていないこと。2013年4月の刊行だから仕方ない面もあるが、文庫化は2020年9月なので、増補することは可能であったはず。近年はもはや「歴史的事象」と化してあまり語られなくなった郵政民営化よりも、慶大教授やパソナグループ取締役会長として、さまざまな発言を行い物議を醸すことで竹中の名前を目にすることが多い。そのもっとも「身近」な存在についてほとんど言及がないことは、どうしても不満に感じてしまった。

Posted by ブクログ

2024/02/03

ニュースのコメンテーターとして出演しているイメージだったが、もっとしたたかな人だということが分かった。 政府や政策の裏側は表に出ないことだらけだなと…。

Posted by ブクログ

2023/03/26

少し古い本なので、当時の状況を忘れているところがあったが、政治の世界にうまく入り込み、自分の懐を肥やすやり方はさすがだ。 続編に期待。

Posted by ブクログ

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