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『こち亀』社会論 超一級の文化史料を読み解く
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『こち亀』社会論 超一級の文化史料を読み解く

稲田豊史(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 イースト・プレス
発売年月日 2020/09/12
JAN 9784781619187

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『こち亀』社会論

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商品レビュー

4.7

5件のお客様レビュー

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2025/01/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こち亀はほぼ全話読んでいます 学生時代は漫画の単行本を集めることが好きだったので こち亀は発売と同時に買う本でした。 遠い東京の香りを感じる物語でした。 連載が終了して こうして社会論が展開されるとは思いませんでした。 「今」をずっと描き続けてくれたからこそ あの当時の「今」を感じられる物語 こういう論を読むと 改めてまた単行本を買い直したくなります

Posted by ブクログ

2024/09/22

2022年の「映画を早送りで観る人たち」で衝撃の出会いをして2023年「ポテトチップスと日本人」でさらに驚かされた著者についてのさかのぼり読書です。今度は2020年の「『こち亀』社会論」。今度は両さんか!とその振り幅に戸惑いますが、ある特定のジャンルの歴史から社会の変化をつけ出す...

2022年の「映画を早送りで観る人たち」で衝撃の出会いをして2023年「ポテトチップスと日本人」でさらに驚かされた著者についてのさかのぼり読書です。今度は2020年の「『こち亀』社会論」。今度は両さんか!とその振り幅に戸惑いますが、ある特定のジャンルの歴史から社会の変化をつけ出す、という手法は一貫しています。まさに「社会論」。特に「ポテチ」と「こち亀」については自らの世代である「団塊JR」についての分析として素晴らしいものがあると思いました。学問の世界では、例えば考古学で南極の氷や太平洋の底の堆積物を深く深くボーリングしてその長いサンプルから地球の環境変化を発見する手法があります。それと同じことを1976年から2016年の間、一度も「少年ジャンプ」を休載されることなく続いた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に当てはめたアイディアに拍手!まさに1960話(スピンオフを数えずに…)の厚みは、まさに時代の地層。同一の主人公というマーカーの設定も社会変化を浮かび上がらせるのに最適でした。冒頭に提示される「大衆文化の定点観測」、これが一貫して成し遂げられています。しかも、これがアカデミズムの結果でなく読み物としての面白さを意識した著者のライター魂の発露を感じます。いやいや…両津勘吉の変化は、実に自分の変化でもあり、「不適切にもほどがある」時代のことを思い出し冷や汗が流れました。こういう長期連載コンテンツから炙り出す社会変化って、まだまだ出来そう。読んだことないけど「ガラスの仮面」とかでも出来るのかな?

Posted by ブクログ

2021/12/20

1976年から2016年まで約40年間、少年 ジャンプで連載された「こち亀」。 ギャク漫画というジャンルでくくられてし まいますが、内容はその時代時代の世相が 反映されていて、当時の流行や生活スタイ ルを知ることができる一種の学術的な要素 も併せ持っています。 この本では、そ...

1976年から2016年まで約40年間、少年 ジャンプで連載された「こち亀」。 ギャク漫画というジャンルでくくられてし まいますが、内容はその時代時代の世相が 反映されていて、当時の流行や生活スタイ ルを知ることができる一種の学術的な要素 も併せ持っています。 この本では、そんな要素を浮世絵と同格に とらえています。 現代の日本は浮世絵を通して江戸時代の生 活用式を知ることができます。それと同じ です。 今では「サブカルチャー」でとして地位が 確立されたアニメなどが、この40年間で どのように扱われていったのか、スマホと いう小型のコンピューターがどういう歴史 を経て我々の必需品となったのか、などが 「こち亀」で知ることができるのです。 昭和、平成の風俗史を振り返ることができ る一冊です。

Posted by ブクログ