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灯台からの響き
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2020/09/04 |
JAN | 9784087717013 |
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商品レビュー
3.9
69件のお客様レビュー
中華そば屋「まきの」。妻に宛てられたハガキに隠されていた事実を知ること。灯台巡り。友人から勧められた本の数々。友人や息子、娘、友人の子どもの存在。これらは、妻を亡くした康平が徐々に立ち直っていくまでに必要だったものだ。 読了後、夫婦だからといって、すべてを知る必要はないれども、...
中華そば屋「まきの」。妻に宛てられたハガキに隠されていた事実を知ること。灯台巡り。友人から勧められた本の数々。友人や息子、娘、友人の子どもの存在。これらは、妻を亡くした康平が徐々に立ち直っていくまでに必要だったものだ。 読了後、夫婦だからといって、すべてを知る必要はないれども、思いがけないよさを改めて知ると、嬉しいだろうなと思った。また、人を本当に助けることとはどういうことかも考えさせられた1冊だった。
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久々の宮本輝。 中華そば屋を営んでいた康平は、妻が亡くなった後店を閉めていた。未読の本から妻宛のハガキを見つけ、妻との会話を思い出す。 なぜ、妻はこのハガキをとっていたのか、妻が隠していたことはなんなのか。康平は、その謎をたどることを決め、徐々に妻の過去をさかのぼっていく。 登場...
久々の宮本輝。 中華そば屋を営んでいた康平は、妻が亡くなった後店を閉めていた。未読の本から妻宛のハガキを見つけ、妻との会話を思い出す。 なぜ、妻はこのハガキをとっていたのか、妻が隠していたことはなんなのか。康平は、その謎をたどることを決め、徐々に妻の過去をさかのぼっていく。 登場人物一人一人の書き方が丁寧でよかった。
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久しぶりに書く。 「お前と話しているとおもしろくなくて、腹がたってくるんだ。」 「諧謔、ユーモア、議論用語、アルゴリズム、、、。それら『雑学』、愚にもつかない幼稚な話。でも、それによって各人が読んだり聞いたりして得た『雑学』の程度の差が露呈するんだ。お前にはそれが全くないんだ。」...
久しぶりに書く。 「お前と話しているとおもしろくなくて、腹がたってくるんだ。」 「諧謔、ユーモア、議論用語、アルゴリズム、、、。それら『雑学』、愚にもつかない幼稚な話。でも、それによって各人が読んだり聞いたりして得た『雑学』の程度の差が露呈するんだ。お前にはそれが全くないんだ。」 〜〜 これに似た様な言葉を、相手の顔に見た時から私は本を読む様になった。 このような気付き、気付かされで読書を始めた人は少ないはず。 24歳からの牧野康平が、見つめた世界『一瞬の中の永遠』を出雲日御碕灯台に味わいたい。 妻の5周忌も近い。
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