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灯台からの響き
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2020/09/04 |
JAN | 9784087717013 |
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灯台からの響き
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灯台からの響き
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3.9
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妻と二人三脚で中華そば屋を切り盛りしてきたが、2年前に妻に先立たれたことで店も休業し無気力になっていた62歳の主人公。 彼が趣味の読書をしている時に偶然見つけた妻あての葉書。。それをきっかけに灯台巡りの旅に出るお話です。 妻の過去を探る灯台巡りはやがて、彼自身の過去を見つめなお...
妻と二人三脚で中華そば屋を切り盛りしてきたが、2年前に妻に先立たれたことで店も休業し無気力になっていた62歳の主人公。 彼が趣味の読書をしている時に偶然見つけた妻あての葉書。。それをきっかけに灯台巡りの旅に出るお話です。 妻の過去を探る灯台巡りはやがて、彼自身の過去を見つめなおす旅となります。 娘、息子達との親子の会話で救われ、幼馴染の親友に助けられ、自身の父とコツコツつくったスープの滋味深い味わいに背中を押され、亡き妻に語りかけながら前進してゆく様は明るく、歳を重ねた人間ほど共感するところが多いことと思います。 妻の秘密は、え?そんなこと?!というレベルでしたが、そんな些細なことを生涯隠し続けて、それが一人の少年を救い、彼の生涯の灯台となり続けているのだからとても尊いことですね。 派手な事件は起きず淡々と物語は進みますが、どんなに平凡な人生にもその人だけの物語がある、と思わせてくれる心温まる作品でした。 人は、生きている間にどれだけの人に影響を与え、影響を受けるのでしょうか。恥ずかしくない生き方をしなければなりません。
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前回の読書会でなんとなく借りて帰った、わたしにとって初めて読む宮本輝作品。お名前と著者名は数冊知っていたけど、今まで手に取ることはなかった作家さん。漠然と美しい日本の小説を書く人(知っていたタイトル名からの推察)と思っていたが、そのイメージはあっていた。 主人公は、板橋の商店街...
前回の読書会でなんとなく借りて帰った、わたしにとって初めて読む宮本輝作品。お名前と著者名は数冊知っていたけど、今まで手に取ることはなかった作家さん。漠然と美しい日本の小説を書く人(知っていたタイトル名からの推察)と思っていたが、そのイメージはあっていた。 主人公は、板橋の商店街で父の代から続く中華そば屋の店主。2年前に長年一緒に店を切り盛りしていた妻に先立たれ、それ以来現在までお店をお休みしている。30年前に届いた妻宛ての謎の葉書が蔵書している本の間から出てくるところから物語は始まるのだが、 …いやぁ…味わい深い物語だった。 一見するととても地味なんだけど、 読んでいる間中、なぜかふんわり幸せな気分になる小説。 これってわたしだけかな? なんでもなさそうな日常の中から、小さなさざなみが立ち上がって消えて、悲しんだり、傷ついたり、喜んだり、怒ったりしながら日々を紡いでいく。 ひとりひとりの人生は、ささいな出会いや別れ、小さなアクシデントから積み重ねられてその人なりの味になるんだなぁ…と当たり前ながら改めて思わされる内容だった。 それにしても去年出雲に行った時に、日御碕灯台に行かなかったことが悔やまれるな。 まあでも、この小説を読んで、あの時行かなかったことを悔やむこの経験も、 今から先、もしかしたらまた訪れるかもしれない可能性を孕んだわたしの人生のわずかな彩りになるのかも、と思えばちょっと痛快。
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宮本輝の本をこの歳になって初めて読みましたが、今だからこそ、ゆっくり味わうように読める時間のなかで読んだからこそ、そのよさをじわじわと感じることができました。 この人の本をまた読みたいなと純粋に思えた、そんな本でした。
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