「賢い子」に育てる究極のコツ 最新の脳研究からわかった！ PHP文庫

瀧靖之(著者)

• 販売会社／発売会社: PHP研究所
• 発売年月日: 2020/09/02
• JAN: 9784569900766

商品レビュー

2025/07/20

「賢い子」に育てたいと思う。
好奇心を育てるコツを知って、積極的に働きかけたいと思った。
興味のある本を読んだら、それに関する体験をしてみるといった機会も増やしたいと思った。
生活習慣を整えることも頭の良さを育てることにつながると知り、気合いが入った。
頑張ってみたい。

2025/01/28

　本書は、脳の専門家（医師・医学博士）である著者が膨大な脳画像から得た「賢い子」に育てるためのエッセンスを伝えてくれるものである（賢い子＝ちゃんと好奇心が育っている子）。賢い子になるためには、「好奇心」が大切であり、これを親が子どもに育ませてあげることで、その子の老後まで守ってくれるという。また、大人にも好奇心を持つことが脳科学的にもよいとされている。本書を参考に、子どもの好奇心を育んでいけるよう取り入れていきたいと思う。

1. 「好きなこと」で頭がよくなる！「脳を育てる」子育て法
　成績が伸びる子の共通点は、幼い頃から図鑑が大好きでよく見ていたということ。親は、図鑑を使って子どもの好奇心を伸ばすという役割を果たしていた。さらにリアルな体験が加わると、子どもの脳はたくさんの刺激を受ける（図鑑で何かを見てから現物を見に行くなど）。
2. 子供がぐんぐん賢くなる「３つの秘密道具」
　秘密道具その１：図鑑。学校に通い始めたとき、図鑑が勉強への心理的ハードルをぐっと下げてくれる。秘密道具その２：虫とり網（著者の場合）。図鑑で興味を持ったものに対して、図鑑と現実をつなぐ道具を探してみる（電車が好きなら、カメラや時刻表など？）。秘密道具その３：楽器。最初の習い事は「音楽」がベスト。３～５歳頃は、音感やリズム感が身につきやすいが、それ以上の効果がある。脳的にも、言葉の領域によい刺激がいき、将来的に外国語を習得するのにも役立つ。音楽のいいところは、好奇心が持続しやすいこと（一生できる）。これら３つの秘密道具で何か一つの能力が伸びると、それに直接は関係しない部分の能力も伸びていく（汎化という）。幼いうちは、いろいろなことを手広くやらせるよりも、がつんと好きなこと、得意なことを伸ばしてあげる。努力の仕方を好きなことで学ぶという意味でも、子どもの好奇心を伸ばしてあげることはとても大切である。
3. 芸術・語学・運動能力……才能とセンスは「始める時期」で決まる
　脳の成長年齢マップ（始める時期）：０歳～「図鑑・絵本・BGM」、３～５歳「楽器・運動」、８歳～10歳「語学」、10歳～「コミュニケーション」
4. 心も体も脳も！一生の健康をつくる「親の役割」
　親の役割は「好奇心の種をまく」こと。親に伸ばしてもらった「好奇心」は、子どもにとって財産であり、生涯にわたって、その人生をサポートしてくれる。子どもが夢中になれるものを見つけたら、「やりたい気持ち」をサポートしてあげる。子どもが続けて頑張れるよう励まして応援する。「お父さんやお母さんに応援されている」と感じられるだけで、子どもは好きなことにますます夢中になれる。
5. 脳が勝手に成長スピードを上げる！おすすめ生活習慣
　夜、寝る前の読み聞かせ習慣でぐっすり眠ることができる。朝食をしっかり摂ることで、脳が活動するための十分なエネルギーを摂取でき、次の食事までのエネルギーを補給できる。運動をすると脳も一緒に鍛えられる。大人になってからでも、「できる人は、何でもできる」（「コツ」をつかんでいるため）。叱るより褒めるほうが脳にいい（脳によい影響）。

2023/02/18

脳の発達に応じた成長の仕方が書いてあり、
時期別にどのようなことをすれば良いか
どの能力を伸ばしてあげるとより良いかがわかり説得力がある。
とても子育ての参考になる。