- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
歴史の終わり 新版(下) 「歴史の終わり」後の「新しい歴史」の始まり
定価 ¥3,080
1,540円 定価より1,540円(50%)おトク
獲得ポイント14P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/15(金)~11/20(水)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 三笠書房 |
発売年月日 | 2020/09/01 |
JAN | 9784837958017 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/15(金)~11/20(水)
- 書籍
- 書籍
歴史の終わり 新版(下)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
歴史の終わり 新版(下)
¥1,540
在庫あり
商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
本書の論点は。主に以下の2点だろう。 1.歴史は、人間の本来的に持っている承認欲求(気概)により構築されてきた。 2.様々なイデオロギーが弁証法的に淘汰しあい、それらがリベラルな民主主義に止揚(アウフヘーヴェン)されたときに歴史は終わる。 歴史は、人間が本来持っている承認欲求(気...
本書の論点は。主に以下の2点だろう。 1.歴史は、人間の本来的に持っている承認欲求(気概)により構築されてきた。 2.様々なイデオロギーが弁証法的に淘汰しあい、それらがリベラルな民主主義に止揚(アウフヘーヴェン)されたときに歴史は終わる。 歴史は、人間が本来持っている承認欲求(気概)により構築されてきた。承認欲求(気概)のために死んでも厭わない者は貴族や支配者、死ぬのは御免だと考える者は奴隷となる。貴族や支配者は自らの承認欲求のために戦い、奴隷は承認欲求を満たすために知識・技術を身につける。 このそれぞれの立場の人間の承認欲求に基づく行動の結果が、王政、帝国主義、軍国主義、全体主義、共産主義などの政治形態を生み出した。これらの政治的イデオロギーは弁証法的に淘汰され、最後にリベラルな民主主義に止揚されたと主張する。 この主張は、承認欲求を(多分)あまり持ち合わせていない私にはあまりピンとこない。歴史は本当に承認欲求(気概)により動いているのか?承認欲求を満たす行動に走りすぎるよりも、穏やかな生活を送ることができればよいと考えている人間は大勢いると思われる。いや、このような人間は、昔でいうところの奴隷に相当するのだろうか。すなわち、奴隷たる私たちは、それぞれの組織の昇給、昇進、事業拡大などに向けて、己の承認欲求を満たすべく日々行動していることになるのであろうか・・。 近年の世界動向も気になる。中国の覇権主義やロシアの軍事侵攻などは民主主義に対する脅威であるが、民主主義はこの脅威を乗り越えることができるのだろうか。また、民主主義の中においても、新自由主義的な潮流は再び貴族と奴隷を生み出しているのではないか。著者の理論では、前者は紆余曲折(ひょっとすると大変な惨禍を含むかもしれない)を経つつもきっと乗り越えられ、後者も奴隷の承認欲求を満たす行動がこれを解決するのだろう。どちらも、歴史の法則性からみたら一種のゆらぎと捉えられるという理解なのだろう。
Posted by
歴史の終わりとは何かが分かりそうでわからずじまい。力不足です。気概、対等願望、優越願望、このキーワードで説明できるように、解説を読み直します。
Posted by
最近(2020年9月)、国際情勢に関する本を読んでいると、この『歴史の終わり』が引用されることが多く、気になって再読してみた。引用する書籍は軒並み『内戦もテロもなくならない、歴史は終わっていないのだ!!』という使い方をしている。フクヤマ本人が『歴史の終わりとは、歴史的な大事件が起...
最近(2020年9月)、国際情勢に関する本を読んでいると、この『歴史の終わり』が引用されることが多く、気になって再読してみた。引用する書籍は軒並み『内戦もテロもなくならない、歴史は終わっていないのだ!!』という使い方をしている。フクヤマ本人が『歴史の終わりとは、歴史的な大事件が起きないということではない』とはっきり書いているのに・・・。私が見る限り、フクヤマの見立て通り世界はリベラルな民主主義に向かっていると思います。今の時代、ぜひ読んでみる本だと思います。
Posted by