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本とあるく旅 わたしの旅ブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 産業編集センター |
発売年月日 | 2020/08/28 |
JAN | 9784863112711 |
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本とあるく旅
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森まゆみさん。実に日本全国の、本や作家にまつわるいろいろなところに旅をしている。まずは「うらやましい」のひと言。森さんらしいなと思うのはそのセレクトが必ずしも有名なものでないところ。たとえ全国的な知名度はなくても、その地域に根差した読み継ぐべき本や著者を、森さん流の目利きで選んで...
森まゆみさん。実に日本全国の、本や作家にまつわるいろいろなところに旅をしている。まずは「うらやましい」のひと言。森さんらしいなと思うのはそのセレクトが必ずしも有名なものでないところ。たとえ全国的な知名度はなくても、その地域に根差した読み継ぐべき本や著者を、森さん流の目利きで選んで紹介している。 例えば、紹介された作家/本/森さんが訪れた地名を一部あげてみると…。 ① 増山たづ子/すべて写真になる日まで/岐阜県・徳山ダム ② 磯部定治/手掘隧道物語/新潟県・(現在の)山古志村 ③ 段々畑:原田政章写真集/愛媛県・宇和島の先の集落の遊子(ゆす) ④ つちだきくお/ニロースク:小浜島の風便り/沖縄県・八重山諸島の一つの小浜島 ⑤ 浜田康作/MABURAI-静かなる豊穣/鹿児島県・奄美大島 ⑥ 庄野至/足立さんの古い革鞄/大阪 ⑦ 大杉栄自叙伝/新潟県新発田市 ⑧ 林竹二/田中正造の生涯/栃木県佐野市、足尾銅山跡、渡良瀬遊水地 ⑨ 飯沼正明/航空随想/長野県安曇野市 … たしかに朝日新聞書評欄の「旅する文学」という題で都道府県ごとのご当地文学作品を紹介しているのとは同音異義と言えるかもしれない。上にあげたなかで私の既読本は①のみだ。 ほかにも、私は関西在住なので、森さんが東京から関西を訪問した旅行記は特に興味をもって読んだ。「奥但馬紀行-山田風太郎さんの故郷を訪ねて」では、森さんは(旧)関宮町を訪ねている。関宮町はスキーや夏のキャンプで有名なハチ高原があるので関西人にはなじみだが、私は山田風太郎さんがそこに所縁があることは知らなかった。文中、森さんが当時は東京在住の山田風太郎さんに関宮町がどんなところかを聞くと「いやもう、何もない山ん中!」と言われたという一節が出てくるが、それを読み爆笑した。実際そのとおりだから(笑)。でも森さんもわかっているのだけれど、それがいいんですよね。それがいいと思える感受性を持っている人ならば、この本は十分楽しめるのではないだろうか。 私もコロナ流行以降めっきり回数が減ったものの、かつては日本各地を鉄道と路線バスとを駆使して巡り、その地域の山を歩き、下山後に地酒と温泉を楽しむのが好きだった。そのときには森さんのように必ずその地域ゆかりの本を携え、またはその地域で偶然出会った本を買って帰ったりしたもの。そんな趣味はある意味で自己満足的で、周りに似た趣味をもつ人なんて聞いたことないと思っていたのだけれど、上には上がいたんですね。
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わたしの旅ブックス叢書の一冊。 著者も全く縁がなく、取り上げられた本もほとんど読んだことはない。本や著者にまつわる旅先のエッセイ。華々しい観光地でなくても、名所でなくてもこういう思索をめぐらしながらの旅も良いなぁと思える。深く掘れば掘るほど楽しみは深くなるなぁ。読んでみたい本もま...
わたしの旅ブックス叢書の一冊。 著者も全く縁がなく、取り上げられた本もほとんど読んだことはない。本や著者にまつわる旅先のエッセイ。華々しい観光地でなくても、名所でなくてもこういう思索をめぐらしながらの旅も良いなぁと思える。深く掘れば掘るほど楽しみは深くなるなぁ。読んでみたい本もまた増えた。全く知らない著者に触れることも知らない土地を旅するのに似て思いもよらない発見がある。これはもうアドベンチャーだね。 読みたくなった本 放浪記 洟をたらした神 二ロースク小浜島の風だより 三陸廻り ある明治人の記録 会津柴五郎の遺書 幻燈辻馬車 故郷へ帰る道
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函館で啄木一族の墓を立待岬で見た。妻が一年後、娘達が、若くして同じ肺結核で亡くなったとは、知らなかった。
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