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バウハウス 歴史と理念 記念版 アート&デザイン叢書
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バウハウス 歴史と理念 記念版 アート&デザイン叢書

利光功(著者)

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バウハウス 歴史と理念 記念版 アート&デザイン叢書

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 マイブックサービス/トランスビュー
発売年月日 2019/12/19
JAN 9784907490164

バウハウス 歴史と理念 記念版

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2021/05/23

“開校100年 きたれ、バウハウス―造形教育の基礎―” / 東京ステーションギャラリー “1919年、ドイツの古都ヴァイマールに、建築家ヴァルター・グロピウスにより開校した造形学校「バウハウス」が、昨年その誕生から100年目を迎えました。ナチスの弾圧を受け1933年に閉鎖される...

“開校100年 きたれ、バウハウス―造形教育の基礎―” / 東京ステーションギャラリー “1919年、ドイツの古都ヴァイマールに、建築家ヴァルター・グロピウスにより開校した造形学校「バウハウス」が、昨年その誕生から100年目を迎えました。ナチスの弾圧を受け1933年に閉鎖されるまで、わずか14年という短い活動期間でしたが、実験精神に満ち溢れたこの学校は、造形教育に革新をもたらし、今日にいたるまでアートとデザインに大きな影響を及ぼしています” 抽象的に受け止めて、抽象的に表すこと。そのための方法を、工芸的に実践することを掴むための教育の場として、バウハウスはあった。ただ芸術的であるということではなく、生産するという立場からその行為の中に価値を発見し、その上に美が表れることを見出していた。手を動かことで造形というものが立ち上がってくる。新たに表れてくる美というものを手工芸として導き出していく方法を練り、編み出していく。そうやって、取り出された一つ一つをまた、繋ぎ合わせ統合していくことで、建築という一つの工芸美術的な結晶としての形が出来上がることを、目指すべき到達点として明らかに定め、そこに向かっていくための、過程(教育)と実践のための場として、バウハウスは作られていった。 グロピウスが示した、はっきりとしたビジョンと、これまでになかった道筋によって、新たな可能性が捉えられ、その場所に様々な才能が集まり、新たな才能が表れていった。ファイニンガー、カンディンスキー、クレーが描く美というものが、方法として示される。芸術教員者イッテンが造形を引き出すことの方法を様々に試していく。シュレンマーによって舞台芸術という領域が拡張される。そして、アルバースやブロイヤーたちがその工房の中から登場してくる。親方と職人と徒弟によって工房が作られ、教育が行われ、そして造形が作り出されていく。教育の場として生み出されたバウハウスは、究極的に学校という役割が消えていき、創造的工芸的製造の場として、組合的共同体に偏移していくことが目指されていたのだ。 第一次世界大戦によって消えていったドイツ帝国から、国家社会主義のナチのドイツが埋め尽くしていくまでの狭間において、たった14年間だけに表れていったバウハウスは、それでこそ表れるべきだったものだという気がしてならない。帝国主義的な世界観の行き詰まりと、その代替案としての社会主義・全体主義が隆盛していくことの間で、イデオロギーではなく、主義主張ばかりでもなく、もっと確かで、手に取れるという価値で、間違いなく一人一人が獲得することができるものがあるということを実践することで取り出そうとする行動だったからだ。 主義ではなく、立場でもなく、ただの利益だけでもない。 理想や理念があること。それこそがもっとも大切なものだということを教えてくれている。

Posted by ブクログ