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ヨコハマメリー 白塗りの老娼はどこへいったのか 河出文庫
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ヨコハマメリー 白塗りの老娼はどこへいったのか 河出文庫

中村高寛(著者)

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ヨコハマメリー 白塗りの老娼はどこへいったのか 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2020/08/26
JAN 9784309417653

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商品レビュー

3.9

11件のお客様レビュー

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2025/09/20

白く化粧をした老婦人が、横浜の街角に立っていた――そんな光景を、私はうっすらと覚えている でも本当に見たのか、テレビか何かと混ざっているのか、自信がなかった、、、 横浜に住んでいる友達に聞いてみたら、「一緒に見たよ」と言われた やはり実在してた! そこから気になり出して、この本...

白く化粧をした老婦人が、横浜の街角に立っていた――そんな光景を、私はうっすらと覚えている でも本当に見たのか、テレビか何かと混ざっているのか、自信がなかった、、、 横浜に住んでいる友達に聞いてみたら、「一緒に見たよ」と言われた やはり実在してた! そこから気になり出して、この本を手に入れた!! その人物――メリーさん――が確かに存在し、多くの人に知られ、語られていた でも正確な情報は少なく、消えた理由も明らかではない、、、 なぜ白塗りだったのか?なぜ姿を消したのか? わからないことばかりだけれど、確かなのは、あの不思議な存在が一時代の横浜に「いた」ということ 彼女の人生を少し知ることができました

Posted by ブクログ

2024/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1995年冬、伊勢佐木町から忽然と姿を消した白塗りの老娼ヨコハマメリーは何者だったのか? ノンフィクションなのは理解した。 だが、読み難さや歴史的齟齬(本人の解釈)が酷い。 元号を括弧内に併記だが、逆ではないのか? あえて横浜の成り立ちからなのは…右衛門的な? 横浜愛に溢れ過ぎている。 メリーさんを追うためとは言え、周りの人からの情報がメイン。 メリーさんは何処? 「メリーさんの映画を作るために取材したモノ」と位置付けられそう。 横浜の歴史が知れたのは朗報。 遊郭が在ったことも、横浜空襲が酷かったことも。 昭和33年まで赤線が有った事にビックリした。 大正10(1921)年誕生〜平成17(2005)年逝去。 横浜から居なくなったのは平成七(1995)年頃。 最初で最後一度だけ。 偶然、関内で遠くから見かけた「メリーさん」は本当に真っ白だった。

Posted by ブクログ

2024/06/06

 映画『ヨコハマメリー』を撮った監督が自らの筆で、<メリーさん>に関心をもったきっかけから、映画を撮ろうと思い立ち多くの苦労や努力を経て完成にこぎ着けるまでの製作過程を描いた。  そもそもメリーさんとは? 歌舞伎役者のように顔を白く塗り、白いドレスに身を包み、横浜伊勢佐木町界...

 映画『ヨコハマメリー』を撮った監督が自らの筆で、<メリーさん>に関心をもったきっかけから、映画を撮ろうと思い立ち多くの苦労や努力を経て完成にこぎ着けるまでの製作過程を描いた。  そもそもメリーさんとは? 歌舞伎役者のように顔を白く塗り、白いドレスに身を包み、横浜伊勢佐木町界隈で立ちんぼをしていた老娼。その異様な風体から多くの人がその存在を知る有名人だったが、作者が関心を持ち作品化を考え始めた1997年には、姿を消してしまっていた。作者は、メリーさんに関する記事を探し、彼女を写した写真集を見つけ、彼女を知る人や関わりを持った人を訪ね、彼女の足跡を追って少しずつその人生に近づいていく。  そして、「メリーさんという対象不在のドキュメンタリー。メリーさんと関わっていた人たちに、彼女と交流したエピソードを語ってもらうことで、中心部分(対象)がいなくても、その輪郭が徐々に浮かび上がってくる様を描く」とのコンセプトで、映画を作り始める。  製作過程でのいろいろな人たちとの出会い、協力的な人もいれば、作者のやろうとすることに反感を持つ人もいる。協力してくれる人とでも考え方や感情の行き違いもあるし、思うように進まない苛立ちや葛藤、金銭的な苦労なども赤裸々に語られる。  また、こうした取材を通して、戦後横浜の時代の推移と個人の関わりについても作者の思索は及ぶこととなる。「メリーさんと同時代を生きてきた世代は、戦中戦後という時代を背負ってきた老娼婦に対して特別な思いがあったのだろう。その眼差しは限りなく優しくて温かかった。しかし戦争を知らずに育った次の世代にとってメリーさんは、町の変わり者、浮浪者でしかなく、排除する存在でしかなかったのだ」(239頁)。そうしたことから、メリーさんは横浜を去ることになったのだった。  長い期間がかかったが、映画は完成し、2006年に公開される。それと前後して、最も良く協力してくれた人やメリーさん自身も亡くなった。またかつてメリーさんが歩いたヨコハマの町は大きく変わり、立ち寄った店や建物も姿を消したところが多い。町と人の記憶を残す一助としたいと、作者はこの本を綴った。  仕事の都合で横浜に住んでいたとき、伊勢佐木町の有隣堂本店に本書元版の単行本が山積みされているのを見て手に取った記憶がある。そのときは、「へえ、こんな人がいたんだ」と思ったくらいだったが、今回通読してみて、一人の女性の人生を垣間見ていろいろなことを考えさせられたし、日本近代史の集約された場所であるヨコハマという街の面白さを改めて知ることができた。  いつか映画自体も見てみたいものだ。  

Posted by ブクログ

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