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なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | あさ出版 |
発売年月日 | 2020/08/26 |
JAN | 9784866672243 |
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商品レビュー
4.4
11件のお客様レビュー
図書館で何気なく手に取った本。 ストレスなく生きるための信条、ロックダウンされたフランスでの日常やコロナ禍で得た教訓などについて書かれている。 その中で特に胸に響いたフレーズ。 一生は誰のものでもない、自分に与えられたいちばん尊いものだ 相手がどんなに偉い人であっても、同...
図書館で何気なく手に取った本。 ストレスなく生きるための信条、ロックダウンされたフランスでの日常やコロナ禍で得た教訓などについて書かれている。 その中で特に胸に響いたフレーズ。 一生は誰のものでもない、自分に与えられたいちばん尊いものだ 相手がどんなに偉い人であっても、同じ人間なので、自分を貶めることは、相手にも失礼である。 他人の人格を否定しないところがぼくらしい生き方だと思っている。それは自分にも返ってくるのだ。 クリストフ(カフェの店員) 「嬉しいな、また会えて、嬉しいな。ぼくは嬉しいんだ。ここに戻って来れて。またみんなのためにコーヒーを淹れたり、料理を運んだり出来ることが 3ヶ月、家で漫画ばかり読んでいた。最初はロックダウンも良かったけれど、働かないでも国から補償してもらえたし。でも、そうじゃないんだ、そうじゃなかった。 こうやって、働いて、大変でも、きつくても、食事をサーブして、皿を洗って、みんなと天気のことやスポーツの話をして、終わったらビールを飲んで、常連のあなたたちとこうやって握手をして、そういうことが自分の幸福だったことに気がつくことができたんですよ。 ああ、今が最高だよ。人生が楽しい。僕は今、人生が楽しくてしょうがないんだ。 クリストフに肩を抱き締められて、店の中へ入り、常連たちの真ん中でビールを飲んだ。とっても美味しいビールだった。クリストフがいて、オーナーのジャンがいて、給仕のステファニーがいて、名前は知らないけれど、この辺の常連たちがいて、そこは僕の場所もあって。そうだ、その時、ぼくは幸せだった。 幸福とはこういうものだ、とぼくは思った。
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3年に及ぶコロナ禍、自分でも気がつかないうちに疲弊し、心がささくれ立っていた時、書店でふと手に取ったこの本。 「なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない」というタイトルにどうしようもなく惹きつけられた。 テレビもネットニュースもコロナの情報に溢れ、Twitterでは陰...
3年に及ぶコロナ禍、自分でも気がつかないうちに疲弊し、心がささくれ立っていた時、書店でふと手に取ったこの本。 「なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない」というタイトルにどうしようもなく惹きつけられた。 テレビもネットニュースもコロナの情報に溢れ、Twitterでは陰謀論が飛び交い、ワクチンやマスクの是非で意見を異にする者たちが互いを蔑み、罵り合う言葉溢れた状況に知らず知らずのうちに精神を蝕まれていたように思う。 そんな中、辻さんのツイートやブログは、疲れた心をそっと毛布で包んでくれるような暖かさに溢れていた。 異国の地での子育て、ロックダウン下のパリで鬱状態になりながらも息子と共に前向きに、毎日を丁寧に暮らす辻さんの言葉に力をもらう。 「地道に生きている中で得られる喜びは、そうやって生きたことのある人にしかわからないものだと思う」 なぜ生きているのか。幸せとは何か。そんなことを考えてみるのが今かもしれないというメッセージがしっかりと届きました。
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優しく繊細だけど、時に強い…辻さんのエッセイが好きだ。キレイに創られたInstagramみたいなエッセイ本が多いので、生きることの辛さ、弱さを見せて貰えるのは嬉しい。 父として、男として、時には誰かの友人であり、ひとりの悩める日本人である。息子さんとの料理教室は微笑ましい中にも...
優しく繊細だけど、時に強い…辻さんのエッセイが好きだ。キレイに創られたInstagramみたいなエッセイ本が多いので、生きることの辛さ、弱さを見せて貰えるのは嬉しい。 父として、男として、時には誰かの友人であり、ひとりの悩める日本人である。息子さんとの料理教室は微笑ましい中にも人生論があり、哲学者との会話は正確な情報を取捨選択した上で自分できちんと考えることの大切さを教えて貰った気がする。 コロナ禍で辻さんの言葉に、言葉の持つ力に助けて貰った人は少なくないと思う。
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