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これからの男の子たちへ 「男らしさ」から自由になるためのレッスン
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 大月書店 |
発売年月日 | 2020/08/24 |
JAN | 9784272350476 |
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これからの男の子たちへ
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商品レビュー
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■どんな本か 離婚やセクハラ事案等を多く手がける女性弁護士が、男の子2人を育てるにあたり目の当たりにした『男らしさ』の呪縛から自由になるには、また性加害者にならないよう、差別に加担しないようになるにはどうしたらか、を対談も交えつつ伝える本。 ■内容 ・子育てでは否応なく世間から...
■どんな本か 離婚やセクハラ事案等を多く手がける女性弁護士が、男の子2人を育てるにあたり目の当たりにした『男らしさ』の呪縛から自由になるには、また性加害者にならないよう、差別に加担しないようになるにはどうしたらか、を対談も交えつつ伝える本。 ■内容 ・子育てでは否応なく世間からの扱われ方に、その社会の常識やジェンダー観投影される。つまり男の子もまた、社会からの扱われ方で『男』になる。であれば、どのようなことに注意したらよいのでは?という問いからのスタート。 第1章 ジェンダーバイアス ・男の子への何気ない言葉の投げかけ、有害な男らしさの萌芽になりかねない。 ・男らしさとされるものについて、ポジティブな面もあるがネガティブな面の弊害、意識低い。 特に①男の子ってバカだよね問題、②カンチョー放置問題、③男の子の意地悪は好意の裏返し問題 いずれも行為の矮小化を生んでいる。 第2章 男の子たちにかけられる呪い ・同質な『ホモソーシャルな絆』の支配力大きい。 ・非モテを悪質にこじらせると、ヤらせてくれない女が悪いという被害妄想が膨らみ、犯罪犯すようなインセルになる可能性ある。 ・女の子には、男の子に好かれるためにバカなフリしなくていい、と伝えてあげたい。 [対談・桃山商事]恋バナ聞いているうちにジェンダー問題に行き着いた。感情言語化する力、男女に違いあり。 第3章 セックスする前に男子に知っておいてほしいこと ・セックスの意味知るのは、漫画や友だちから。 ・日本では世界で一般的な包括的性教育導入されていない。なんなら歯止め規定があるから公的にはセックス教えられないし、人権の意識も薄い。 ・AVはファンタジーだし、制作側も一部そう発言しているが、リテラシーないまま見ると何が真似していけないことなのか分からない。(だから真似するなと字幕を入れろ。) ・避妊は何があっても省いてはいけない。 [対談・星野俊樹] ・低学年の男の子たちには、多様性の教えちゃんと響く。高学年だと聞いてくれないことも多くなる。 第4章 セクハラ・性暴力についてどう教えるか ・強制性交罪検挙数910人のうち906人が男性。被害は一定数男性も含むが加害は圧倒的に男性が多い。 ・痴漢中に勃っているか?過半数がNO。 ・性暴力が日常の延長にある女性と、それを想像できない多くの男性。(男性の被害のイメージはセクシーおねぇさんがグイグイ迫ってくるもの?でも屈強な男たち数人に羽交締めにされて集団で襲われることだってあるかもしれないのに) ・反面教師にすべき大人の態度は、レイプカルチャー(被害者側に落ち度あるような指摘)、エロネタ扱い、気づいても助けない態度。 第5章 カンチガイを生む表現 ・エロいことになってるからエロく感じる。 ・異性愛男性の性欲だけ特権扱いで非対称的。 ・嫌がることを楽しむコンテンツの問題性。性暴力に簡単にエロ記号つけてはいけない。 ・しずかちゃんのエッチなシーンは必要か? [対談・小島慶子] ・もう自分たちより上のの男世代はもはや諦めて、エネルギーを次の世代の育成化に当てよう。 ・弱さを認めることが勇気。 第6章 これからの男の子たちへ ・弱さを否定せず、男であることで特権がある知ってほしい。一緒に社会を変えていきたい。 ■感想 たくさん書いてしまったのは、それだけ自分に刺さったということ。男の子の子育て本みたいなタイトルだが、想像と違うこと書いてあった、みたいな人もいるかもしれないな。ただ、単に子育てに端を発しているだけで、関わってくる問題は子育て層だけじゃない。 私はどちらかというと差別に敏感な方かと認識していたが、意地悪は好意の裏返し問題とか、言ってたことあるわ、と反省。それに、助けられているか、についても。いざ今日痴漢を見て迷いなくSOSボタン押せるか、とか。 でも若い世代に自分と同じ悔しい思いをさせたくないという気持ちも強い。であれば、声をあげていいんだよなと思った。実はしずかちゃんのお色気シーンはちょっともやもやしていた。子どものものだから目くじら立てるのは違うのかと思っていたが、価値観が刷り込まれる子ども向けだから問題なのだとはっきりわかった。 女性差別問題は女性の問題じゃなく男女含めた社会全体という指摘は最も。自分の半径1メートルから、気をつけていこうと思えた。多くの人におすすめします。
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めちゃくちゃ大事な本に出合えてよかった。素直にそう思う。男の子の親だけでなくて、女の子の親も、男の子自身も、女の子も、いろんな人に読んでもらいたい気持ちを込めて、星5つ。 「ホント、それ!」と思うことばかりだわぁー、と思って読み始めたけど、男の子が妊娠させないために大事なことや...
めちゃくちゃ大事な本に出合えてよかった。素直にそう思う。男の子の親だけでなくて、女の子の親も、男の子自身も、女の子も、いろんな人に読んでもらいたい気持ちを込めて、星5つ。 「ホント、それ!」と思うことばかりだわぁー、と思って読み始めたけど、男の子が妊娠させないために大事なことや、性被害の加害者にならないことなども載っていて、多くの学びがあった。 私は男の子を持つ親として手に取った。子どもはまだ小さいけど、私自身が繰り返し意識したい内容だったし、いずれ息子自身にも読んで欲しい。中学生が読むにはちょっと難しいかもしれないけど、高校生じゃ遅い気もする…。 うちには娘もいて、娘にも手にとってもらいたい。 著者はこの本が出版された時点で小学生の男の子2人の母。シングルマザー。離婚調停を多く扱う弁護士。弁護士として、社会で生きる全ての苦しんでいる人に目を向けている感じがした。 女子にとっては、お仕事図鑑としてもおもしろいと思う。 なにより、性的同意に関することは、女の子自身の身を守るためにもぜひ知っておいたらいい。 夫が息子に対して「オトコのくせに情けない」と言っている。自分のことは棚に上げてよくそんなことを…と思いつつ「いやいや、今のご時世その子育てはマズイやろ…」と指摘し続けているけど、全然改善しない。 息子は2歳。「子どもだから泣くんちゃうの!?」「性別関係あるか!?」と言い続けているけど、先が思いやられる。 これは早いうちになんとかせな…と思っていたところ、フォローしてくれている方の本棚でこの本を見つけた。 小島慶子との対談内容で、 「夫を改善する努力をするより、次世代の息子たちに注力」「私たちの世代は、上の世代が囚われていた呪縛をアンインストールして、次世代を自由にしてあげることが宿題」というのが印象に残った。 男の子でも女の子でも、泣きたいときはあるし、意見を言いたいときもある。 男の子でも女の子でも、人を傷つけたり、乱暴な振る舞いや危険な行為など、許されない行為は許されない。 保育園でも「まぁ、男の子は活発だからしょーがないよねー」と言う保護者によく遭遇するけど、それで廊下を走っていいわけじゃない。万一自分の子どもが怪我でもさせられたらたまったもんじゃない、と常々モヤっとしている。 答えは見えないけど、まずは色々考えて、自分の気持ちを言語化していきたい。 ひるまず、しなやかに、夫や子どもの行動や発言でモヤッとしたことに向き合っていきたい。 家庭でどう性教育したらいいかな…って考えるきっかけにもなった。私自身、こういうことを親からも学校でも教えてもらってこなかった。だけど、めちゃくちゃ大事なことだと思う。 多くの人に、この本の内容が届きますように。 私の子どもたちがこの本を手にする年齢になったとき、「え、ムカシはこうだったの?」とかさらっと言える世の中になっていますように。
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とてもよかった。男の子を育てている身として参考になる情報、身につまされる話がたくさんあった。 知らず知らずのうちに「有害な男らしさ」を身につけさせてしまわないよう、心して育てたいと思った。 でも男児を育てている親だけでなく、色々な人に読んで欲しい本。
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