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向島・箱屋の新吉 角川文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2020/08/25 |
JAN | 9784041099704 |
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向島・箱屋の新吉
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向島・箱屋の新吉
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
題名の 「向島」 そして「箱屋の新吉」と、・・・・ 「箱屋」って…どんな商売?と、思いながら、本をめくった。 以前、祇園の舞妓さんの着物の着付けをしているシーンで、ササっと、帯を結んでいる男性をテレビで、見たのを思いだした。 この本では、芸者さんの身の回りの世話をしている男性を...
題名の 「向島」 そして「箱屋の新吉」と、・・・・ 「箱屋」って…どんな商売?と、思いながら、本をめくった。 以前、祇園の舞妓さんの着物の着付けをしているシーンで、ササっと、帯を結んでいる男性をテレビで、見たのを思いだした。 この本では、芸者さんの身の回りの世話をしている男性を「箱屋」という仕事と理解出来た。 主人公の新吉は、仙北藩 近習番士で、油木新次郎で、8年前に藩を辞めた自分の生い立ちを隠して、箱屋になっているのだが、・・・・ 南町定町廻り同心の梶井扇太郎と岡っ引きの伝八に素姓を知られてしまい、事件の手伝いをすることになる。 先ず、辻斬り事件、そして、世話になった桜屋の仙四郎が、首つりと見せかけた殺人事件。 同心の梶井に 新吉は、事件の不審な点を次から次へと、話をする。 辻斬りなのに、財布を盗まれなかった点とか・・・ 本当に、被害者は、大金を持っていたのか?・・・ 辻強盗をしたと思われる大江惣兵衛が、金をとる事をしなかったのなら、どこで、向島で、遊べる金が、出ているのか?と、疑問を投げかける。 亡くなった仙四郎の腹違い弟の仙次郎は、事件に関係あるのか? 仙四郎は、何を悩んでいたのか? 武蔵屋の大旦那へ、その疑問を聞いてみると、向島という土地柄、風光明媚な景色に田舎料理、そして年期の入った芸者。 そんな盛りの過ぎた芸者の中に、一人だけ若くて美しい芸者を・・・という事で、向島を盛り立てたと・・・ それを、深川のような街にしたいと願うも者が居る事に…悩んでいたらしいと。 小さな事件の塊だと思っていたのだが、最後には、増上寺の修繕工事の公金の話に。 水増し分は、誰の手に・・・不正は取り調べに。 最初第4章迄あって、1章づつ完結していくのかと思って読み始めたのだが、ついつい、話が続いて、読んでしまった。 さてさて、これからこのシリーズも目が離せなくなって来た。
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内容(「BOOK」データベースより) 向島で箱屋を生業にしている新吉は、芸者の身の回りの世話をして生活を送っていた。ある日、目をかけられている料理屋の旦那が首を吊った。新吉は現場に手拭いが落ちていたことから、他殺として調べ始める。一方、南町定町廻り同心の扇太郎は、連続辻強盗を追っ...
内容(「BOOK」データベースより) 向島で箱屋を生業にしている新吉は、芸者の身の回りの世話をして生活を送っていた。ある日、目をかけられている料理屋の旦那が首を吊った。新吉は現場に手拭いが落ちていたことから、他殺として調べ始める。一方、南町定町廻り同心の扇太郎は、連続辻強盗を追っていた。次に狙われると定めをつけた向島で聞き込みをしていた時、別件で探していた男と瓜二つの新吉を見かける。向島と花街を舞台に繰り広げられる人情時代小説開幕! 令和3年3月22日~23日
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
さすがは小杉健治の新シリーズ! 芸者の雑用をするのが仕事の「箱屋」それが新吉の仕事だ。 新吉は江戸を7年ほど離れて帰ってきた役者ばりの28歳。 向島は江戸の中心地から離れていて、鄙びた食事と静かな夜を提供するために、芸事だけをする芸者ばかりを置いている。 そんな中一際美しく若いお葉の箱屋を勤めている。 最近月に2度ほど辻斬りが出る。 三人が殺されているが犯人を挙げられない。 新吉が大変世話になった料理屋の主人、が首吊り遺体で発見。見つけたのは新吉だ。 二つの事件、そして謎の多い新吉。 濃密なストーリーは息をもつかせない。
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