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妻紅 神田職人えにし譚 ハルキ文庫時代小説文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2020/08/07 |
JAN | 9784758443562 |
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妻紅
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
縫箔師の咲は、小間物屋に納める財布を仕上げ、散歩の道すがら贔屓にしている蕎麦屋に寄った。 見れば、店前で少しやつれた女が中へ入るのを躊躇っている。 声をかけると逃げてしまったが、咲は女が傷んだ守り袋を大事そうに手にしていたのが気にかかった。 守り袋とは、親が子の無事を祈って子に持...
縫箔師の咲は、小間物屋に納める財布を仕上げ、散歩の道すがら贔屓にしている蕎麦屋に寄った。 見れば、店前で少しやつれた女が中へ入るのを躊躇っている。 声をかけると逃げてしまったが、咲は女が傷んだ守り袋を大事そうに手にしていたのが気にかかった。 守り袋とは、親が子の無事を祈って子に持たせるもの。 そして後日、咲がまた蕎麦屋を訪れると、思わぬ場に遭遇して──。 一針一針祈りを込めて、一生懸命に縁を紡ぐ咲の想いが心に沁みる、傑作人情時代小説第二巻。
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シリーズ2作目。 弟妹の恋模様が出てくるかと思ったら、あっさり。 美弥と志郎は、不器用な二人を周りが力を貸すのだが、遠回りした割には最後はあっさり。 表題の「妻紅」では修次の過去が語られるが、兄の死の真相は結局はっきりせず、何かモヤモヤ。真相は語られず仕舞いなのか。 咲の作っ...
シリーズ2作目。 弟妹の恋模様が出てくるかと思ったら、あっさり。 美弥と志郎は、不器用な二人を周りが力を貸すのだが、遠回りした割には最後はあっさり。 表題の「妻紅」では修次の過去が語られるが、兄の死の真相は結局はっきりせず、何かモヤモヤ。真相は語られず仕舞いなのか。 咲の作った小間物の意匠が文字だけでなく、挿絵として入れて欲しい。 このシリーズを読むとお稲荷さんが食べたくなる。
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- ネタバレ
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『神田職人えにし譚』その2。 今回は、咲が品を納めている小間物屋の女将と手代、幼い息子を置いて出て行ったなじみの蕎麦屋の娘、修次の亡き兄の妻だった女…など、咲のまわりの人々の過去が語られ、また新しい縁が結ばれる物語。 咲自身は、兄弟子の妻となるより職人として生きることを選んだ己に誇りを持ち、修次に好意を持ちはしても女として頼みにしようとは考えない。けれど、双子の神狐たちに向けるまなざしには慈愛があふれていて、そんなところに修次は惹かれているんだろう。 まぁ、今風に言えば、若い頃にほろ苦い色恋も経験し、さばけた風で実は暖かい心根のバリバリキャリアの男前女子(むむ、既に今風とは言えないか…)という感じ? 女将の亡夫も修次の兄もそろって刃傷沙汰で亡くなってるのはちょっとなぁ、などと思いつつ、もうちょっと物語の鍵になる手仕事、咲や修次の職人技について書き込んでもらいたい。二人の技量が凡百ではないからこそ、神狐の双子も現れるのであろうから。 まぁ、良くも悪くも一日で読み終えるあっさり加減。気分転換にはぴったり。
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