その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い

ジョディ・カンター(著者), ミーガン・トゥーイー(著者), 古屋美登里(訳者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2020/07/30
• JAN: 9784105071714

商品レビュー

2024/01/18

やっと読了。日本でもmetooのハッシュタグがあり自分には関係のないことだと思ってスルーしていたが、ちゃんと背景を知って理解しておかないといけないとこの著書から学んだ。
NetflixでGloria Allredのことを見て素晴らしい弁護士だなと思っていたしロールモデルだと思ったが、そうじゃないかもしれないと思ったし、彼女の娘も弁護士だから仕方ないのかもしれないけど、残念な気持ちなった。人の名声や立場だけを見て判断してはいけないことと改めて思い知らされた。

2023/08/22

映画版を先に鑑賞していたからか、思っていたより淡々としている印象があった。ハーヴェイ・ワインスタインの記事発表までの回顧録なので、結末は分かっているがそれでも事実が明るみに出る瞬間は悪い意味でゾワっとした。権力が人を変えたのか、それとも。

2023/08/01

最近のジャニーズ性加害報道に影響を受け読んでみた。大きく分けて3つの章からできていて、映画界の大物を追い詰めていく前半部分は、犯人を追いかける推理小説のようで、被害者には申し訳ないが、手に汗にぎるような両者の駆け引きを興味深く読めた。
でもこの後の2つの章もなくてはならなくて、一般人が自分が受けた被害を実名で、顔を出して告発していく過程、そしてこれらの告発をしていった後、どうなったかということが書かれていて、この本を色々な角度から読めた気がした。

それにしても、自分のような男性と女性との見方の、感じ方の違いにあらためてショックを感じた…