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エレクトス・ウイルス(下) 竹書房文庫
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エレクトス・ウイルス(下) 竹書房文庫

グザヴィエ・ミュレール(著者), 伊藤直子(訳者)

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エレクトス・ウイルス(下) 竹書房文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房
発売年月日 2020/07/30
JAN 9784801923492

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商品レビュー

3

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2024/06/23

コロナ禍直前に書かれたパンデミックもの。動植物あらゆる生物が感染する可能性があり、感染すると急速に見かけが退化、人間なら北京原人:ホモ=エレクトスに変化してしまう。 …のだけど、そもそも体をそこまで変化させるエネルギーやら物質やらはどこから来るのかとか、自然界への影響とか、ちょこ...

コロナ禍直前に書かれたパンデミックもの。動植物あらゆる生物が感染する可能性があり、感染すると急速に見かけが退化、人間なら北京原人:ホモ=エレクトスに変化してしまう。 …のだけど、そもそも体をそこまで変化させるエネルギーやら物質やらはどこから来るのかとか、自然界への影響とか、ちょこちょこと引っ掛かることが多い。科学小説じゃなくてファンタジーとか時代劇とかなら、すんなり読めたかも。 あと、こんな桁違いに恐ろしい影響のあるウィルスなのに、感染症対応がのんきに感じる。まあ今読むと、コロナと比較してしまうので仕方ないか。 それと、感染者=エレクトスになると早々に危険なケモノ扱いになるのにずっと違和感があった。感染の時点で実質的な死という扱い。 それへの葛藤と抵抗が書かれているのはほぼ主人公のみなので、えらいみんなドライだなと感じた。「もとは誰かの家族であり守られるべき権利がある」という論調が認められるのはずっと終盤になってからだし。 生物的には生きていても、人間性が死ねば死んだものと捉えるというのは、宗教観とか文化的なことも関係するのかも。

Posted by ブクログ

2022/03/28

感染症対策の部分はコロナとかさなる部分がある。退化の部分はまあフィクションだが、人間の倫理観を問うことを目指すテーマとしては書いてる印象がある。発想はある程度新鮮さが感じられたけど、娯楽小説の域を出ない。

Posted by ブクログ

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