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いちねんかん
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いちねんかん

畠中恵(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2020/07/17
JAN 9784104507276

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商品レビュー

3.9

43件のお客様レビュー

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2025/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いちねんかん 畠中恵 しゃばけシリーズ⑲ ∞-———————∞ 長崎屋の主人である父と母が1年間、別府へ湯治に行くという。その間店を任された若だんな。いつも寝付いてばかりなのに、店を守り切れるのか? お店は番頭や手代が取り仕切ってるので、それほど出番はないのでは?と思っていたが、若だんなもなかなか忙しそうだった。妖たちの力をめいっぱい借りてるけど、それも若だんなの実力のうち。 当時の旅行は移動にかなり日数がかかるので、江戸から別府なんて何月もかかる?それならせっかくだからと「いちねんかん」の旅行になるのは当然かも。 「いちねんかん」 「ほうこうにん」 「おにきたる」 「ともをえる」 「帰宅」 2025/10/14 読了(図書館)

Posted by ブクログ

2024/01/31

「てんげんつう」が今一だったから心配していたが、今作は楽しくあっという間に読み終わった。 テンポもよく、話の内容もよかったと思う。 懐かしい日限の親分も登場したし、 両親の心配性も相変わらずで、妙にホッとする。 5作の中では、「ともをえる」が一番好きだ。 友達の少ない一太郎に、...

「てんげんつう」が今一だったから心配していたが、今作は楽しくあっという間に読み終わった。 テンポもよく、話の内容もよかったと思う。 懐かしい日限の親分も登場したし、 両親の心配性も相変わらずで、妙にホッとする。 5作の中では、「ともをえる」が一番好きだ。 友達の少ない一太郎に、新たな友達ができたのは喜ばしいことである。 何はともあれ、後継としてお店を守れて、本当によかった。 2024/01/31 01:46

Posted by ブクログ

2023/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「いちねんかん」急に両親が湯治に出て、若だんなが一年間も主人として任されるとは驚き。しかもとんでもないことが起きたのに、若だんなはきちんと解決するのだから天晴れ。なるほど町名主に迷惑をかけるわけにはいかない。江戸で商売するには欠かせない配慮なんだなぁ。 「ほうこうにん」金次も屏風のぞきも奉公人になるなんて!でも貧乏神ならではの能力と、長年薬を飲ませてきた屏風のぞきは頼りになるなぁ。何より貧乏神の背中を押すよう若だんなが屏風のぞきを送り出す心に、ジンとした。屏風のぞきも情が深くて胸に迫る。 金次や屏風のぞきの奉公人の経験は、いずれ明治に生かされるのだろうなぁ。 「おにきたる」「帰宅」若だんなの胆力がすごい。 「ともをえる」人を見る力も上に立つ者には必要なんだなぁと改めて。 本作までの19冊に別冊も加え、読み進めるほどに、登場人物みんなに愛着が湧き、他の物語を読むのが楽しみになる。シリーズが長く続きますように。

Posted by ブクログ