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いちねんかん

畠中恵(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2020/07/17
JAN 9784104507276

いちねんかん

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商品レビュー

3.9

41件のお客様レビュー

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2024/01/31

「てんげんつう」が今一だったから心配していたが、今作は楽しくあっという間に読み終わった。 テンポもよく、話の内容もよかったと思う。 懐かしい日限の親分も登場したし、 両親の心配性も相変わらずで、妙にホッとする。 5作の中では、「ともをえる」が一番好きだ。 友達の少ない一太郎に、...

「てんげんつう」が今一だったから心配していたが、今作は楽しくあっという間に読み終わった。 テンポもよく、話の内容もよかったと思う。 懐かしい日限の親分も登場したし、 両親の心配性も相変わらずで、妙にホッとする。 5作の中では、「ともをえる」が一番好きだ。 友達の少ない一太郎に、新たな友達ができたのは喜ばしいことである。 何はともあれ、後継としてお店を守れて、本当によかった。 2024/01/31 01:46

Posted by ブクログ

2023/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「いちねんかん」急に両親が湯治に出て、若だんなが一年間も主人として任されるとは驚き。しかもとんでもないことが起きたのに、若だんなはきちんと解決するのだから天晴れ。なるほど町名主に迷惑をかけるわけにはいかない。江戸で商売するには欠かせない配慮なんだなぁ。 「ほうこうにん」金次も屏風のぞきも奉公人になるなんて!でも貧乏神ならではの能力と、長年薬を飲ませてきた屏風のぞきは頼りになるなぁ。何より貧乏神の背中を押すよう若だんなが屏風のぞきを送り出す心に、ジンとした。屏風のぞきも情が深くて胸に迫る。 金次や屏風のぞきの奉公人の経験は、いずれ明治に生かされるのだろうなぁ。 「おにきたる」「帰宅」若だんなの胆力がすごい。 「ともをえる」人を見る力も上に立つ者には必要なんだなぁと改めて。 本作までの19冊に別冊も加え、読み進めるほどに、登場人物みんなに愛着が湧き、他の物語を読むのが楽しみになる。シリーズが長く続きますように。

Posted by ブクログ

2023/08/16

しゃばけシリーズ19作目。 砂糖菓子より若だんなに甘々な両親がなんと1年も長崎屋を不在にして九州へ湯治に出かけると言う。藤兵衛不在の1年間、若だんなは無事店を守り切れるのか…! 突然商売の話に舵きりするのかと思いきや、若旦那は相変わらず寝込むし妖怪たちはドタバタしてるしで、いつも...

しゃばけシリーズ19作目。 砂糖菓子より若だんなに甘々な両親がなんと1年も長崎屋を不在にして九州へ湯治に出かけると言う。藤兵衛不在の1年間、若だんなは無事店を守り切れるのか…! 突然商売の話に舵きりするのかと思いきや、若旦那は相変わらず寝込むし妖怪たちはドタバタしてるしで、いつものしゃばけシリーズでした。 仁吉と佐助との話がかみ合わないのは2人が妖の者だからかと思ってたけど、同じ妖の金次と屏風覗きともかみ合ってなかったからただ単に2人がコミュニケーションに難ありなだけなのかもしれない。笑 疫病の時事ネタも盛り込みつつ、1冊で1年あっという間に過ぎてしまった。 一太郎ぼっちゃんは一体何歳になったんだろう。

Posted by ブクログ

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